ひゃっほー!2015冬の妙理山::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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小学校の日曜参観の翌日、月曜日は振替休日。
私の店も月曜日が定休日
と!なると!ファミリーハイク!

よし!たっぷりの雪を踏みに行こう!
(妙理山から東南方向の景色)
2015年2月16日実施
子連れで移動距離が長すぎると道中が大変なので、余呉トレイルの未踏峰に行くことにした。山仲間にも声をかけたら一緒に登ってくれる事になった。

山仲間との待ち合わせは、R365沿いの長浜市役所余呉支所P(旧余呉町役場)。
奈良、鈴鹿、大阪の各氏はすでに乗り合わせ完了。
私達、伊賀チームが最後に到着。
前日に芦生カベヨシを歩いてきた両氏曰く、昨日は暖かく、雨ミゾレが降って、しかも雪が腐ってたからズルズルだったよ。
今日はアイゼンは要らないよ。とのこと。

今回、予定している駐車地は椿坂集落の端っこの路肩広場。(旧道と国道の合流点)
でもそんな場所ほど除雪された雪で埋まっているかも知れない。

乗り合わせた車二台で現地へ向かうと予想通り。
除雪された雪でガードレール付近に雪の壁が出来ていた。
が!路肩広場に到着すると何とか二台のスペースがあった!

良かった!(^^)

集落に積もっている雪は約1mほど。

昨日は、みぞれ混じりの雨だったようで雪の表面はガチガチ。

R365を350mほど余呉町役場方向に戻ると国道の左手に自動販売機のある家が1軒。
その裏に大きな桂の木がある。
その桂の横に桂照院跡の看板=ここが妙理山登山口。

登山口に着く前、ツボ足がズボン!ズボン!と雪に沈む(*_*;モナカ雪だぁ!こらあかん!
皆の者!ワカン装着ぢゃ!!

実は、下のクラシカルなワカンは、RYOKU様お手製。

今朝これを娘用に借りたのだ。
と、いうのは、昨夜、スノーシューやアイゼンの装着方法の復習を子ども達とした時に、娘のスノーシューが使い物にならないことが判明(-_-;)
うちの娘(5年生)は、最近成長が著しい。例外なく、足もデカくなって2年前に買って一度だけ履いたスノーシューが履けなくなっていたのだ!
直前に・・・カタログ上は適合サイズなのに・・・
それを聞いたRYOKU様、「そいじゃワシはスノーシュー履くからワカン貸してやろう!」。結局そのご好意に甘えることになった。
ありがとう!RYOKU様!

ワカンを履いてストックを持って、いざ行かん!

杉林の中央尾根。
その斜面を相変わらず重量のある私はズボン!ズボン!とモナカ雪を踏む。かなり厄介な雪質だ。
IS!行け!とトップを譲ったら、体重の軽い者もしくはスノーシューは、シュタ!シュタ!と雪上を行く。
集落の共同テレビアンテナ付近までやってくると二次林混じりとなり、やがて綺麗な二次林となった。

天気は微風の晴れ。
好天で上り坂が続くと汗が吹き出る。
標高が上がると締まった良い雪面となって疲れ方も軽くなった。

標高800m目の前に雪庇が発達した純白の道が現れた。

こんな晴天で風も穏やかな日和は久しぶり!
フワフワ、モッコモコで足跡をつけて歩くのが惜しいくらい!
ひゃっほー!!
南東方向の展望が綺麗
左から横山岳、中央に墓谷山。

右奥の白いいただきは伊吹山だろうか?

北西を眺めれば?あれは敦賀湾?

栄螺が岳に西方ヶ岳だ!
そしてその向こうは日本海?
ズームアップ!


歩いてきた尾根を振り返れば余呉湖、琵琶湖に行市山、比良の山々に高島トレイルの山たちが見える。

木之本方向を眺めれば、これまた絶景。

白く光るのは田畑に積もっている雪。
手前に余呉湖、賤ヶ岳の向こうに山本山、琵琶湖が広がっている。

妙理山山頂手前で本日始めてのトレースがあった。
山頂の南尾根P671方面からやってきたのか?それとも東妙理山から来たのか?いずれにせよ朝に登ってすでに撤退したもよう?
この日に見たトレースはここの部分のトレースだけだった。
当方のパーティも妙理山山頂に到着。
記念撮影をしたら昼ごはんの場所探し。
微風ながら山頂の風が冷たいのだ。
結局、北東尾根の方向に少し歩いた場所で各自で昼ごはん。

ISMさんに貰った焼き鯖寿司が美味かった~

目の前に広がる景色(北東)はこんな感じ。

左から滋賀県と福井県の県境稜線が連なり、上谷山から三国岳(中央の白い山)に繋がる。
手前に安蔵山から谷山その奥に左千方。
奥の白い山は美濃俣丸から三周ヶ岳に夜叉丸。その奥にちらりと高丸(黒壁)
左千方と猫ヶ洞や土蔵岳の間にチラリと蕎麦粒山も顔を出していた。

北西方向に目を凝らすと福井県と滋賀県県境尾根の向こうに越前市方面の山々が見える。

それにしても北東の上谷山は雪がタップリあるなぁ。スゴイなぁ

晴天で雪が積もった二次林のこの景色って、山好きにはたまりませんなぁ

UHさんと二人でひたすら「良い日に登れてよかったな~」とカメラのシャッターを押した。


絶景だ!

左から横山岳、遠くに金糞岳、右奥の白いのは伊吹山

あれ?子ども達は何してるん?

雪洞を掘っていたはずだったのに、それじゃ落とし穴だよ(-_-;)
このあと二人は、パピーを無理やり連れ込んで洞穴でご満悦。
パピーは凄く迷惑そう(-_-;)

さぁ!鯉谷まで歩くぞ!

なごり惜しい妙理山を後にした。

それにしても良いお天気。
ズームアップして余呉湖と賤ヶ岳、山本山と琵琶湖

雪がしっかりあるので通常の西尾根分岐よりも北の尾根からP795を目指す。
この尾根もいい感じでくだっていける。

途中からの眺めも最高!

右に野坂山から山並みがずっと続いて、大御影山、三重岳、武奈ヶ嶽、赤坂山、大谷山、乗鞍岳などが見渡せる。
谷に一旦くだるこのルートは尻セードOK。

でも雪が湿って重いので日当たりの良い斜面では進まないのだ。

着地点は通常の尾根の鞍部よりも少し東、しかも尾根の下に着地。

少しだけ登り返して西尾根に乗った。

雪庇の乗った痩せ尾根も晴天だと緊張感無く歩ける。

P795へ向かっていくとブナ林の広い尾根道。

P795を越えて、ゆるやかに下っていく

ブナ林に囲まれて本当に良い雰囲気

標高680mの鞍部まで降りると標高差10~20mをアップダウン。
そのあとは鯉谷までずっと登りが続く。

南東方向を振り返ると昼まで居た妙理山

北西の鯉谷山頂に向かう。

これが意外と距離があって、なかなか到着しないのだ(^_^;)
妙理山から約2時間、植林混じりの鯉谷に到着。

でも標高781.3mの三角点は雪に埋もれて見当たらない。
10分ほど休憩して下山ルートを探す。

西に進むとここでも敦賀湾の景色が見える。

真北に見える山は大黒山

また行きたいなぁ
鉄塔まで歩いて行くと、その先に西に伸びる尾根があった。

これが下山ルートだ。

しばらく進むと尾根が分岐。

南に下る尾根を進む。
斜面の左が植林、右が二次林の尾根道。


15時の今は雪が緩んで非常に歩きにくい(-_-;)
雪を踏むとズルーっと滑ったりズボッ!と踏み抜いたり。
これまでにずっとワカンの紐のあたり具合がイマイチだと言っていた娘が「もう限界!」と言いだした。それならいっそのことワカンを脱いでツボ足で歩かせてみた。足の痛みは無くなったものの、これが彼女の新たなトラブルになるとは思っても見なかった。
そのトラブルとは、彼女もスパッツをつけていたのだが、スパッツのサイズが少し大きかったのだ。特に土踏まずに通してあるゴムが長くてワカン無しだとすぐにゴムが外れてしまい、靴の中に雪が侵入してしまったのだ。今までのゴムは丸ゴムだったのでゴムの付け根部分でゴムを一度結んでおけば長さ調節できたのだが、新しいタイプの平たい樹脂製のゴムはそれができないのだ。
30分ほどで下山できるだろうから我慢させながらくだることにした。

鉄塔まで尾根を順調に下ってきたが、この鉄塔からしたが今日の中で一番大変だった。

今は雪に埋もれて痩せ尾根っぽいが、雪が無ければおそらく小刻みジグザグに登り降りできる巡視路?

でも、今は腐った(緩んだ)雪に埋もれた痩せ尾根。
下には沢が流れていて地形図に載っていない砂防堰堤も数個ある。

堰堤の下で沢が合流する。
その向こう側の沢に巡視路用の細い鉄橋がある。

あの鉄橋を渡った向こう岸には砕石場跡があり、そこには国道まで続く林道があるはず。
私の計画では、尾根通しで下山せずに、その林道を歩くために鉄塔下を下ってきたのだった。
が、鉄塔下の急斜面でトップを歩いてくれていたUHさんとRYOKU様が、鉄橋をスルーして下流にある堰堤の下側の浅瀬で渡渉して林道に出ればどうか?と沢をわたらずに今居る尾根をグルリと巻くトラバースを始めたのだった。
このトラバース、斜面に雪はあるものの、急斜面だし雪も腐ってきている。娘の靴の中は水浸しで足の感覚が無く、ジンジンしているということだったのでこのまま足場の悪い場所を進むのは難しい・・・よし!と、来たトラバース道を引き返し、当初の予定通り鉄橋を渡って林道に出た。ただし、鉄橋の端は雪で埋もれていたので持参したスコップで雪を取り除いてから橋を利用した。

私が進路を確保している間、嫁さんの世話で娘はIS君の持っていた予備の靴下に履き替え。

とはいえども靴の中が濡れているので靴下を履いた足にビニール袋を被せてから靴を履かせ、その上から家内のワカンを履かせたらしい。彼女のスパッツをどうするのか考えておかないといけないなぁ
かつての砕石場の下部は雪崩の巣窟?

たっぷりの雪を踏みしめてソソクサと通過した。
トラバースルートから林道に這い上がって我々の様子を見に来てくれたRYOKUさまとパピーちゃん。

今日は本当に色々とありがとうございましたm(__)m
砕石場跡から約10分で国道が見えた。

当然、除雪されていない林道はどこに埋まっているとも分からない状態(^_^;)てきとーに国道まで歩く。
結局、砕石場跡から15分で国道に出た。

振り返って下山ルートを考えてみた。

確かにあの尾根を通して降りてきたら良かったのかもしれない。
ルート図の紫の破線
その尾根の下にある川を渡る場所は??
橋ってあったかなあ?(^_^;)
R365を300m歩けば車を駐車した場所に戻った。

何よりも久々の晴天登山で雪山を満喫できた。
鯉谷の下山ルートの鉄塔下が今日の核心部となってしまった(^_^;)
そこで課題を残したが、まぁ概ね予定通り。
逆回りでもいいかもしれない!とも思った。
鯉谷→大黒山というのも良いかもしれない。


実施日:2015年2月16日
@ファミリーde月曜山歩8人+ワン
(RYOKU&PAPI、ISM、UH、IS、TY、TK、3年生、5年生)

ワカン
積雪
余呉トレイル
周回

距離:8.238km
沿面:8.548km

所要時間:8時間2分
(内昼食1時間)
累積標高プラス・マイナス872m
最低標高:299m(椿坂P)
最高標高:901.5m(妙理山)

6:05自宅
7:58木之本IC
8:05市役所余呉支所8:10

8:30椿坂P8:46
8:52桂照院跡9:02
(ワカン装着10min)
11:10西尾根分岐11:14
11:20妙理山山頂11:27
11:30昼食12:30
12:42西尾根分岐12:45
13:19 P795 13:25
14:35鯉谷(791.3m)14:46
15:47アルバイト(25min)16:02
16:05巡視路鉄橋16:23
16:40R365出合16:44
16:48椿坂P

登り:2時間41分(駐車地→妙理山山頂)
(無雪期CT:2h15m)
妙理山→鯉谷:2時間5分
(無雪期CT:1h40m)
下り:2時間2分(下山鯉谷→駐車地)
(無雪期CT:1h)

今回の山行で気づいた事。
3年生と5年生の子ども達の体力はすでに親を追い抜いたのかもしれないということ。
今後はもっと子ども達に荷物を担いでもらって親は楽に山登りを楽しもう!(^^)b
| 山登り::滋賀県の山 |
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