木ノ実ヤ塚より薊岳::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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大滝茶屋の柿の葉寿司食べたい。
嫁さんのその一言で久々に台高の山に行く計画を建てた。

ジョウブツ山のその奥に木ノ実ヤ塚という長ったらしい名前の山。
その北には私がまだ未踏峰な薊岳!
そいじゃ、中奥川の林道から半左衛門尾(半佐衛門尾?)を登って、木ノ実ヤ塚→薊岳→二階岳→カラ谷の頭→P1016と周回してみよう!
杉の湯付近のPで集まった車を減らして2台で中奥川林道に入った。
入るとすぐに時間制限通行止めの看板。

5月29日まで看板の通りの時限装置付き。
ま、16時30分以降に下山するであろう我々は関係ない。
枌尾集落の手前で法面工事。
我々が通った時はまだ工事していなかった。
前回来た中奥集落と瀬戸集落を通り越え、舗装林道を車で走る。
細かい落石が数カ所で落ちていたけど概ね道は良好。

(ヤマゴボウ)
素掘りのトンネルを越えて

230mほど走ると赤倉谷出合いの橋。
その橋の半分以上が陥没。丸太と板を組み合わせたお手製の橋渡しが装備されていたが、低床車のFFレセナでは底を擦るだけで済まないようなので、橋の手前のスペースに車二台を押しこんで登山準備。

(ミゾホオズキ)
陥没箇所を越えて林道を何事も無く、橋を1つ渡った場所が今回の下山ルートの降りてくる場所・・・って、嫁さんしか居ないし(-_-;)。

(ツルマンネングサ)
駐車場所から900mほど歩いたら左から沢が流れ込んでくるそこに橋がある。
橋には行方不明者を探している看板。

この沢は奥粉谷。
この左岸尾根が半左衛門尾。
セオリー通りここを登る。

踏跡?獣道っぽいのがあるだけ。
少し登ると変なものが?
RYOKU様曰く、これは獣用の罠。

ネットで調べると現役の罠で足くくり罠というらしい。
RYOKU様、昔に自分が引っかかった事があるらしい(^_^;)
オオセンチコガネ登場!色によって生息地域が限定される!

面白いね
最初だけヤブの取付きで、その後は植林の綺麗な道。

登り始めて1時間でデッカイ岩が行く手を阻む。

先行2人がチャレンジした真ん中から向かって左に登って行くと直登可能だった。(意外や楽に登れる)

セオリー通りに岩の右を巻いてみた

すると、他のブログでも書かれていたように岩伝いでは行き詰まってしまい、一旦右側にある谷に降り立つ必要があった。

降り立った谷から再び岩尾根の続きに登らねばならないのだが、けっこう登り返さねばならないので、この岩場の正解は『岩の直登』だった。

また瑠璃色オオセンチコガネがひっくり返って擬死ってる(^_^;)

岩を超えたら巨木混じりの二次林が始まった。

かと思えば標高1200mから少しだけシャクナゲ尾根になった。

でも今年は裏年?咲いた形跡がない。
巨木の尾根が始まると標高1300mまでは快適な尾根歩き。

標高1300mから上は急登!

と、言ってもしれているんだけど
カマツカの赤ちゃん?

メタボな私にはかなりキツイ(-_-;)

この登山ルート、ギンリョウソウしか咲いてない(^_^;)

急登7分間で木ノ実ヤ塚山頂に到着。

三等三角点1373.8m 点名:木ノ芽塚
展望無しのお椀をひっくり返したような山頂。
平らなので風も少ない。
この日、下界の天気予報は真夏日30℃オーバー?と言われていたが、山では肌寒いくらい。
ここで各自で昼食にした。
昼飯後は薊岳に向かう。

(タニギキョウ)
ヤマツツジも咲いていたがもう散り始めていて色の鮮やかさは陰ってきている。

木ノ実ヤ塚から標高-76m下って鞍部。
吊尾根は快適。

鞍部から標高差110m登り返せば脆い岩だらけ。

登り切ると薊岳山頂1406mだった。

私だけ初登頂(^^)v
大普賢が一番分かり易い!

さっきまで昼食を食べていた木ノ実ヤ塚は麦谷林道側が植林。

北東のハゲ山は赤ゾレ山

その他、特徴のある山々が見えている。

その続き、少し西に目を向けると住塚山まで判別できた。

しかし、今年はシャクナゲも裏年。

来年にキタイです。

薊岳から来た道を戻ります。

でも木ノ実ヤ塚に登り返す気はサラサラ無い(^_^;)

木ノ実ヤ塚直下の植林の斜面を南西にトラバース
木ノ実ヤの塚南西面、広いブナ林でコンパスを合わせて二階岳を目指す。

広い綺麗な森に出てパピーもゴキゲン!

なんじゃ?バイケイソウ?

こっちも花芽が無いのかも?
尾根を南西に下っていたはずが、いつしか北に向いてる?麦谷側に引っ張られている!修正!

しっかし、ギンリョウソウだけモジャモジャ生えてる

二階岳に近づくとバイケイソウの軍団と遭遇

パピーも埋もれて出てこない(^_^;)

二階岳も広い山頂。特に何も無い。
麦谷林道とカラ谷の頭へ別れる尾根は判別簡単。
南に向かって降りていく。

カラ谷の頭でコーヒータイム
ここからが難しい下りです。
コーヒー飲み終えたら、さぁ!
よし!広い斜面の下に南東尾根発見!
この尾根、いっさいのテープやリボンなどの印が無い!!面白い!
でも、岩場だね。

注意深く慎重に・・・
え?・・・・って?
ルートミス!(T_T)もーやだ!
P1016に向かってコンパスを合わせて下山を続行。
P1016は、ちょっぴり岩尾根で乗り越えられる。
岩から降りたら放置された檻がひとつ。

山仕事の人がタンパク質を摂取するために設置していたのだろうか?
苔むしたゴロゴロ岩地帯を横目に尾根芯を降りたいのだがアセビのヤブが遮る。

左に回りこんでいると東に流されつつあったので方向修正。

スンマセン。ちょっとトラバースしてください。

ゴメンナサイ。
ちょっとだけです(^_^;)

尾根芯を忠実に。

標高900mから東に転進。
しばらくは快適な下りだったけれど、標高750mから急斜面の下り開始。
イチヤクソウの蕾が大きくなってきている。

沢の音が大きく聞こえて林道が見えてきたら予想通りの場所に飛び出した。
2mほどの高さのコンクリート擁壁の上に出たので道路沿いに下流方向に歩けば擁壁の隙間から林道に降りることが出来た。

明るい地面の乾いた場所でパピーちゃんの水飲み休憩。

おつかれさん

二階岳から約3時間で駐車地に戻った。

(↑これ、何ムグラ?)
カラ谷の頭で30分ほどのコーヒータイムをとったから正味2時間30分で下りてきたことになる。
なかなか手ごわかった尾根の下りだったけど、テープが一切なかったのが嬉しかった。

次回のエリアは沢登りかな?



2015年5月25日
グループ山行@月曜山歩
6人+ワン(RYOKU、ISM、OT、IS、TY、TK、PAPI)
周回
ギンリョウソウ
タニギキョウ
タニウツギ
バイケイソウ群落

距離:8.974km
沿面:9.474km
所要時間:7時間39分
(うち昼食42分)
(コーヒータイム27分)
累積標高プラス・マイナス1200m
最低標高:625m(赤倉谷出合いP)
最高標高:1406m(薊岳山頂)

6:00自宅
6:45某駅7:00
7:45杉の湯P7:50

8:35赤倉谷出合橋P8:45
9:00奥粉谷橋左岸取付
10:00岩場
11:07木ノ実ヤ塚山頂1373.8m
(三等三角点:木ノ芽塚)
11:08昼食11:50
(42分)
12:10薊岳(1406m)12:30
13:27二階岳
13:50カラ谷の頭(1212m)14:17
(コーヒータイム27分)
15:08 P1016
16:08 林道
16:21駐車地

(これも金さん銀さんどちらか?)
帰り道。
大滝茶屋にて柿の葉寿司を購入。
帰宅後に家族みんなで食べました。
やっぱり美味しいなぁ!
| 山登り::台高山脈 |
| 11:35 PM | comments (0) | trackback (0) |

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