2010,11,14, Sunday/五代目
師匠に連れられて春にファミリーハイキングに行った時のこと。
昼食準備中に師匠はザックからあるものを取り出してこう言いました。
「自然の中に足を踏み入れている限り、想定外のことが起こるかもしれない。そんな時、このツェルトが有るか無いかで生死を分けることがある。今後、貴方が山に行くことを続けるなら、
それが日帰りでもツェルトをお守りがわりにザックに入れておくように。」
厳冬期ではなく夏の無雪地帯でも低体温症が人の命を奪うことがある。
そんな悲しい事故を教訓として山行者は共同装備と言わずに個人装備にツェルトを常備すべきではないだろうか?
ツェルト?なんじゃそら?
大多数の人は、ツェルトという単語すら分からないだろう。
また意味を知っている人でも「そんな大袈裟なモノ」と、一笑に付してしまう人も多いだろう。
でも、私は師匠の教えを守り、ツェルトをいつもザックの底に入れている。
(10mほどの細紐も携行している。切れた靴ひもの代わりにもなるし)
まず、ツェルトとは、正式にはツェルトザックで、ドイツ語で「テント」という意味らしい。
でも日本では伝統的に「ポールの無い非常用小型簡易テント(袋状のテント)」がツェルトと呼ばれている。
素材はペラペラのビニール(ナイロン製)が一般的でお金持ちは結露が気にならない?ゴアテックス:3レイヤー製。
使い方としては、状況的に何通りもあるようだが代表的な使い方は・・・
1.ツェルトにくるまる。
2.ツェルトの中で折りたたみ傘をさす。
3.細紐持参なら木に紐を括り、ツェルトに通す。
4.ストックを持っていればストックをポール(支柱)にする。(片方は細紐で張り綱)
(ダブルストックならテントポールの代用が可能)
5.ツェルト用のポールやフライシートを持参していれば快適な幕営?
で、ツェルトの出番は、次の二通りと言われています。
その1:簡易露営:フォーカストビバーク(FKビバーク)
その2:不時露営:フォーストビバーク(Fビバーク)
その1のFKビバークは、テントという重量級装備を担いで行くほどでもなく気軽に山で一夜を過ごすという単独山行の集大成かもしれません。シュラフカバーがあると、より快適なお泊りが出来るのでは?
その2のFビバークは出来る限り遭遇したくない状況です。
道迷いや不慮の事故などが理由で、下山が日没に間に合わない場合や天候の急変で身動きがとれない場合、「やむを得ず」山中に滞在せざるをえない状況下に置かれたときに時ツェルトの出番となります。
この際にシュラフカバーやエマージェンシーシートを持っていると生存率はグンと上る。
コッヘルやガスバーナー、メタ(着火用のマッチやライターも忘れずに)があれば、さらに・・・なのだが、そこまでを考えて日帰り山行をする者は少ないだろう。
だから、せめてツェルトだけは個人装備として自然を相手に遊んでいる人は携行すべきだ。
師匠は佐伯邦夫氏の言葉を借りて自らのHPで警鐘を鳴らされている。
で、私の持っているモノは、モンベルで一番安いやつ↓
モンベル ライトツェルト(定価9,240円税込)
【素材】30デニール・ナイロン・リップストップ(ウレタン・コーティング)
【重量】370g
【収納サイズ】φ8×19cm
【収容人数】1~2人
重量としては350mlのジュース程度である。これで生還できるのであれば惜しくないはずだ。
このテントの生地は後述する、さらなる小型軽量ツェルトよりも分厚いのでフォーカストビバークを繰り返しても大丈夫かもしれない。
ツェルトでは、さらに小型軽量の物がモンベルから販売されている。
U.L.ツェルト
11,500円(税込)
【重量】240g
【収納サイズ】6×6×12cm
こちらはさらに小さく、軽く、実に350mlの缶ビールサイズだ。
ただし生地はペラペラ過ぎると思うが、お守りとして携行するなら良い選択だろう。
そしてブルジョワな方には以下のゴアテックス製をオススメしよう!
きっと結露がせずに快適にビバークができる事でしょう!
GORE-TEX ライトツェルト41,800円(税込)
素材は、ゴアテックス3レイヤー
【重量】740g
【収納サイズ】φ10×24cm
【収容人数】1~2人
え?こんな物を持っていくよりも衛星電話持ってる?プライベートのヘリが迎えに来る?
失礼しました!
で、これらのツェルトをテント化する装備もモンベルが販売している。
ツェルト ポールセット 3,600円(税込)
【素材】7001アルミ合金(アルマイト酸化皮膜加工)
【重量】250g
【サイズ】全長105cm
【収納サイズ】8×8×45cm
【構成】ポール2本、張り綱2本
ツェルト フライシート7,200円(税込)
【素材】30デニール・ナイロン・リップストップ(ウレタン・コーティング)
【重量】240g
【サイズ】200×220cm(展開時)
【収納サイズ】7×7×16cm
フォーカストビバークを前提とするのであれば、追加重量が合計500g程度はOK・・・か?(汗)
昼食準備中に師匠はザックからあるものを取り出してこう言いました。
「自然の中に足を踏み入れている限り、想定外のことが起こるかもしれない。そんな時、このツェルトが有るか無いかで生死を分けることがある。今後、貴方が山に行くことを続けるなら、
それが日帰りでもツェルトをお守りがわりにザックに入れておくように。」
厳冬期ではなく夏の無雪地帯でも低体温症が人の命を奪うことがある。
そんな悲しい事故を教訓として山行者は共同装備と言わずに個人装備にツェルトを常備すべきではないだろうか?
ツェルト?なんじゃそら?
大多数の人は、ツェルトという単語すら分からないだろう。
また意味を知っている人でも「そんな大袈裟なモノ」と、一笑に付してしまう人も多いだろう。
でも、私は師匠の教えを守り、ツェルトをいつもザックの底に入れている。
(10mほどの細紐も携行している。切れた靴ひもの代わりにもなるし)
まず、ツェルトとは、正式にはツェルトザックで、ドイツ語で「テント」という意味らしい。
でも日本では伝統的に「ポールの無い非常用小型簡易テント(袋状のテント)」がツェルトと呼ばれている。
素材はペラペラのビニール(ナイロン製)が一般的でお金持ちは結露が気にならない?ゴアテックス:3レイヤー製。
使い方としては、状況的に何通りもあるようだが代表的な使い方は・・・
1.ツェルトにくるまる。
2.ツェルトの中で折りたたみ傘をさす。
3.細紐持参なら木に紐を括り、ツェルトに通す。
4.ストックを持っていればストックをポール(支柱)にする。(片方は細紐で張り綱)
(ダブルストックならテントポールの代用が可能)
5.ツェルト用のポールやフライシートを持参していれば快適な幕営?
で、ツェルトの出番は、次の二通りと言われています。
その1:簡易露営:フォーカストビバーク(FKビバーク)
その2:不時露営:フォーストビバーク(Fビバーク)
その1のFKビバークは、テントという重量級装備を担いで行くほどでもなく気軽に山で一夜を過ごすという単独山行の集大成かもしれません。シュラフカバーがあると、より快適なお泊りが出来るのでは?
その2のFビバークは出来る限り遭遇したくない状況です。
道迷いや不慮の事故などが理由で、下山が日没に間に合わない場合や天候の急変で身動きがとれない場合、「やむを得ず」山中に滞在せざるをえない状況下に置かれたときに時ツェルトの出番となります。
この際にシュラフカバーやエマージェンシーシートを持っていると生存率はグンと上る。
コッヘルやガスバーナー、メタ(着火用のマッチやライターも忘れずに)があれば、さらに・・・なのだが、そこまでを考えて日帰り山行をする者は少ないだろう。
だから、せめてツェルトだけは個人装備として自然を相手に遊んでいる人は携行すべきだ。
師匠は佐伯邦夫氏の言葉を借りて自らのHPで警鐘を鳴らされている。
で、私の持っているモノは、モンベルで一番安いやつ↓
モンベル ライトツェルト(定価9,240円税込)
【素材】30デニール・ナイロン・リップストップ(ウレタン・コーティング)
【重量】370g
【収納サイズ】φ8×19cm
【収容人数】1~2人
重量としては350mlのジュース程度である。これで生還できるのであれば惜しくないはずだ。
このテントの生地は後述する、さらなる小型軽量ツェルトよりも分厚いのでフォーカストビバークを繰り返しても大丈夫かもしれない。
ツェルトでは、さらに小型軽量の物がモンベルから販売されている。
U.L.ツェルト
11,500円(税込)
【重量】240g
【収納サイズ】6×6×12cm
こちらはさらに小さく、軽く、実に350mlの缶ビールサイズだ。
ただし生地はペラペラ過ぎると思うが、お守りとして携行するなら良い選択だろう。
そしてブルジョワな方には以下のゴアテックス製をオススメしよう!
きっと結露がせずに快適にビバークができる事でしょう!
GORE-TEX ライトツェルト41,800円(税込)
素材は、ゴアテックス3レイヤー
【重量】740g
【収納サイズ】φ10×24cm
【収容人数】1~2人
え?こんな物を持っていくよりも衛星電話持ってる?プライベートのヘリが迎えに来る?
失礼しました!
で、これらのツェルトをテント化する装備もモンベルが販売している。
ツェルト ポールセット 3,600円(税込)
【素材】7001アルミ合金(アルマイト酸化皮膜加工)
【重量】250g
【サイズ】全長105cm
【収納サイズ】8×8×45cm
【構成】ポール2本、張り綱2本
ツェルト フライシート7,200円(税込)
【素材】30デニール・ナイロン・リップストップ(ウレタン・コーティング)
【重量】240g
【サイズ】200×220cm(展開時)
【収納サイズ】7×7×16cm
フォーカストビバークを前提とするのであれば、追加重量が合計500g程度はOK・・・か?(汗)
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