三峰山!登れずに撤退!::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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今日は嫁さんと一緒に、師匠の山仲間の山行に同行させてもらった。
結果を先に書くと「本日の山行は途中で撤退」だった。
なので山行カテゴリーには入れずに散歩にした。
撤退の理由は後述するがアクシデントが二回発生したのだ。

ともあれ、本日、目指すは、高見山地の三峰山(1235m)
でも、師匠の山行は一般道を登らない事が特色だ。
人気のない場所に行きたいから山に行く!だから人気の無いルートを登る!のである。
なので便宜上、一般道に登るとしても、ほとんど人が行かないマイナーな山か、メジャーな山でもマイナールートを歩く。
そのためには地図の読図と山行技術が伴わなければならない。
鈴鹿の一般道をメインに山行している私と嫁は、付いて行くのが必死になることは覚悟のうえだった。

本日のルートは美杉町川上の坂本の坂本谷から黄連山(1010m)に登り、尾根歩きで平倉峰(1220m)、三峰山(1235m)。
下山ルートは山行タイムによって坂本谷一般道もしくは弓木越。

登山口までのアクセスは桜で有名な三多気の近く、伊勢奥津駅の西から県道695号線に入り雲出川沿いに南下。
途中から坂本川沿いに車を走らせる。
道は次第に林道となり悪路走行となる。
「どこまでこの悪路をのぼる?」と、思っていると猟師さんたちが車を停めている場所に我々も車を停めた。
ここが車止めポイントだった。

本日から猟期スタート。猟師さん達は山から下りてきて帰宅する雰囲気。
リーダー(師匠)が猟師さん達に話を聞いて安全確認。

本日は我々は、9人(男×3,女×6)のパーティー。
師匠から参加者に本日の山行ルートが記載された地図を手渡される。
山行の用意が出来た時点で出発!

紅葉と落葉が綺麗だった。

林道を歩き出して数分で「あ!車に箸を忘れた!」嫁さんが忘れ物。
取りに戻ろうとすると雨がパラパラ・・・
私達を待っている間に皆ここでレインウエアを羽織りザックカバーを装着。

小雨の中、沢沿いに林道を歩き・・・と、いうより、かなりの傾斜。
途中、落葉で黄色く染まった林道。滝も綺麗だ。
でも、道はガレている場所が何箇所もあった。

我々は林道が大規模に崩壊しているポイントを巻くために沢に降りた。

第1の悲劇発生。

沢に降りたら、沢の西側に渡渉。
渡渉箇所は飛び石を余儀なくされた。
その飛び石の真ん中の岩が水面すれすれで濡れ、しかも茶色いヌルリとした苔が付いていた。
2番手を歩いていたお兄様は難なくクリア。
3番の私はストックでバランスを取りながら、軽くその岩を踏んで渡った。かなり滑る感じがした。
4番手の嫁さんも何とかクリア。
5番目を歩いていたお姉さまが濡れた岩に足をのせたらしい。

あ!?と、振り向くと「ジャボン」!
彼女は足を滑らせ川にハマってしまった。

しかも、立ち上がろうとした時にも滑った?
見ていて、よく分からない状態のまま、スローモーションの様に彼女は頭を下流に向けてドンブラコッコ・・・

雨も降っていたが、もう彼女は全身ビショ濡れ。

男性陣は先に歩くことにして何とか着替えて貰うことに。
幸いにも9人のうち6人が女性陣だったので各自が持参していた着替えられるものを手渡し、なんとか着替えられた模様。

沢登りを少しした後、写真の「魚止めの滝」の手前で渡渉。そして林道に復帰して林道終点に到着。

一息入れて黄連山の尾根が低く見える場所に登った。

さあ!これから登りがキツイぞ!と気合を入れていた・・・

「ガラガラ!」

第2の悲劇発生。

かなり大きな音が聞こえた。
すわ!誰か落ちたか!?と私の居た場所から、皆が登ってくる尾根下に駆け寄り、下を覗き込む。
「一人、二人、三人・・・皆居る!」落ちてなかった!良かった!

と思ったが、この時、落石があったのだ。

私の後ろを登ってきたお兄様が掴んだ岩が転げ落ち、その後方を登っていたお姉さまのスネ付近に岩が激突。

なんと、そのお姉さま、先ほど川にハマった方だった・・・

彼女にとって、まさに厄日。

足の具合を確かめていた女性陣。
落石の当たった場所がすぐに黒く腫れてきていたらしい。
「私達5人で彼女を連れて下山するので4人で登ってきてくださいな」とサブリーダー的なお姉さまから少し先に居た我々(男3人+うちの嫁さん)に声がかかった。

少し先に居たリーダー(師匠)が負傷者に駆け寄り、足の状況を確認。

この場所は標高800m。
天候はずっと小雨が降り続いていた。
さらに標高の高い場所は厚い雲がかかっている。
風も出てきて気温も寒気の影響で下がってきていた。山頂は0℃近くまで下がってミゾレが降っているかもしれない。
それに落石を受けた本人が川にハマったという踏んだり蹴ったりの精神状況。
これらのハプニングでロスタイムもかなりあった。

リーダー(師匠)の下した判断は。

「本日はここまで。撤退。
 今後は4mくらい離れて歩くように心がけてください。
 それくらい離れていれば落ちてくる岩も見えるから。
 さぁゆっくり降りましょう!」

師匠の山行中止宣言は英断だったと思う。
アクシデント自体は大したことが無くとも、あのまま山行を続けると、失った時間を取り戻すための焦りと疲労。
そして寒気の影響で気温低下。さらに高度を上げて気温も下がり、そこに雨(ミゾレ?)
心理的にも環境的にも状況は良くなかった。
無理をしない事が大切。
そんな事を教わった一日だった。

小雨交じりの中、登ってきた林道を下山。
幸いにも、川にハマって落石を受けたお姉さまの状況は、思いのほか軽かったようで、下山歩きで遅れることも無かった。
駐車地に戻り、往復5.2km、2時間15分のハードな林道歩きで本日の山行は終了した。

駐車地に戻った我々は屋根の付いた朽ち落ちそうなアズマヤに陣取り「うどんパーティ」。
2時間ほどワイワイ・ガヤガヤ。
皆でオシャベリを楽しんだ。
食べ物、飲み物がなくなった時点で各自解散。

今日は師匠の山仲間にお近づきになれた!
また機会があれば宜しくお願いしまーす!

ともあれ、怪我もひどくなくて良かった!

嫁さんと二人、帰路の途中で、美杉町太郎生の国津神社に立ち寄り「三重県指定天然記念物」の「大ケヤキ」を見物。
とにかくデカイ。カメラが広角レンズじゃなかったのが残念。

幹の分かれ目にモミジが取り付いて紅葉しているのがチャーミングだった。


その後、名張市長瀬の「国津神社(どこもかしこも?)」に立ち寄った。
往路で見たモミジの紅葉が綺麗だったからだ。

この神社の境内にはイチョウの大木もあったが、さらに巨木の杉もあった。


紅葉見物のあと、比奈知ダムを越え、伊賀へ帰った。

そうそう、比奈知から太郎生にかけての名張川沿い。
今が紅葉の見頃。
風が強くなければ、まだ数日は紅葉が楽しめそうだ。
| 雑記::散歩 |
| 11:12 PM | comments (4) | trackback (0) |

コメント

せっかくの休みの山行きだったのに迷惑かけてしまったが、そのおかげでワインと釜上げうどんうるめで親睦がはかれ楽しい一日だつた.たまには若い人もまじって歩きたいのでご一緒よろしくね
| とっしゃん | EMAIL | URL | 2010/11/17 06:45 PM | w.8y0.GI | 保留中コメント:0件

ども!コメントおおきにです!
とっしゃん?ワインのお兄様でしょうか?
なにはともあれ、先日はありがとうございました!
また機会があればヨロシクお願いいたします。
そのためには、T氏に月曜&短距離の山行計画をプッシュしてくださいね!
って、いうか、当方、嫁さんともども『40歳オーバー』で、あまり若くないんですが・・・
| 五代目 | EMAIL | URL | 2010/11/17 08:34 PM | RkWOqosk | 保留中コメント:0件

うふふ。
とっしゃんは女性だよ〜。
それでは、ヤマメはダレ?
ワカルカナア〜?
| ヤマメ | EMAIL | URL | 2010/11/17 09:13 PM | /KlZKLyw | 保留中コメント:0件

ゲゲッ!新たにコメントが!
うぐ・・・とっしゃんはオネー様だったのか!?
ヤマメさん・・・ハンドルだけじゃ、わからーん!(T_T)
| 五代目 | EMAIL | URL | 2010/11/17 09:21 PM | RkWOqosk | 保留中コメント:0件



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