鍋尻山 リョウシ コザト 17km!::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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定休日と祝日(振替)が重なり、子ども達と買い物?嫁さんの実家?などへ出かけようとしていたのだけれど、新型コロナウィルスが各地で蔓延しはじめているので、急遽人の居ない「山」へ行くことにした。
2020-02-24 11-35-17
(権現谷林道から見上げる霊仙山)
ルート計画は、アケンバラP→鍋尻山→保月→アサハギ谷→白谷出合→リョウシ→コザト→霊仙山→笹峠→オオジャレ頭→アケンバラP
山行日:2020年2月24日
長男「山?行きたくない~」
長女「学年末試験の前日!」

・・・じゃ夫婦だけで!と、いうことで登ったことのない山へ花見山行。

7:40頃に駐車地に到着。
すでに3台の車が駐車していて、私たちが駐車しているときに隣の車から単独男性が鍋尻山へ出発した。

遅れること10分。レッツゴー。
2020-02-24 07-52-39
川霧立ち込める妛※原(あけんばら ※山かんむりに一+女)集落を川沿いに歩き、最初の橋を渡る。渡った先の民家の奥から登山道が始まる。

黄色いキクラゲ?

スギの落ちている枝についているからハナビラダクリオキン?
2020-02-24 07-57-32ハナビラダクリオキン
ジグザグに切られた登山道は石灰岩の山、特有のニュルニュル状態。
2020-02-24 08-36-42
尾根の上に設置されている集落集合テレビアンテナのケーブル沿いに登ること25分。
河内の八幡神社からの尾根に到着。
2020-02-24 08-28-07
岩稜は登りやすい。
その途中、フィールドスコープを覗く小学生とお父さん。
私「野鳥観察ですか?」
父「カモシカ観察です」・・・
え?そんな簡単に見れるの?
「頑張って見つけてくださいねー!」(。・ω・)ノ゙

尾根を登り切る途中で振り返ると霊仙山西南陵が白く光っている。
2020-02-24 08-49-19
おや?地蔵さんと山の神?
2020-02-24 08-50-58
花は造花で花入れが割れて転がっているけど?お参りに来ないのかな?

広いスギの植林エリアに入ったら登山道がわからなくなった。
2020-02-24 09-02-04
適当に山頂方向に歩いていくと、石灰岩質のニュルニュルエリアに突入。
植林地帯から出ると登れるところを選んで=滑って転ばないように登っていく。
2020-02-24 09-26-00
進行方向の右手斜面に雪?
ダケノ峠へ登って、鍋尻山北面に取付く。
2020-02-24 09-49-40
北面は数センチの積雪があって3人?ほどのトレース。ありがたく乗らせていただく。
単独峰の鍋尻山は好展望の山
振り返ると・・・
2020-02-24 09-51-14
ダケノ畑劇場を足下に、霊仙山からコザトへの尾根。その後ろにはソノドからの尾根も連なっている。

駐車地から2時間15分で鍋尻山山頂に到着。
保月から登ってきたというご夫婦?が休憩されていた。

しかし、、、ここに来て予定時間を大幅にオーバー(~_~;)
帰って検証してみると、なぜか鍋尻山山頂まで1時間も短く設定していた!?
はじめから計画ミスしていた!('◇')ゞ
2020-02-24 10-03-02
山頂は木々に囲まれた台地なので展望はあまりよくない。冬枯れだから見えるのが・・・
2020-02-24 10-04-33
霊仙山の左側に雪をかぶった伊吹山。

さぁ!先は長い!保月へ向かおう!と、南へ進むと大展望!!
2020-02-24 10-08-11
野洲市?の向こうに比良山系のシルエット
手前の山は小鍋尻山や高室山、ザラノ
その後ろは綿向山→雨乞岳→御在所山方面の山並み。
向きを少し南に向けると
でかい山は御池岳→鈴ヶ岳→茶野
2020-02-24 10-08-15
御池岳から目線を左に向けていくと
2020-02-24 10-08-19
デコボコした焼尾山。双耳峰は三国岳、その左にダイラの頭や尖った烏帽子岳。
さらに左を向けば、
2020-02-24 10-08-21
さきほどの尖った烏帽子岳の左に養老山系。
手前の長い尾根は時山集落の南の高塚山?
・・・すごい!エエ展望やなぁ!!
・・・・いや!先は長い!出発や!!
2020-02-24 10-09-06
鍋尻山南面の急斜面を下っていくと、雪解けドロドロ・にゅるにゅるにゅるんりゅるる・・・・無茶苦茶滑って登山靴のソールが泥で埋まって立ち止まれない!( ノД`)シクシク…
黄色い花をたくさん見て、写真撮って・・・
また時間が!さあ!行こう!!
保月手前の森はユズリハが多い。
しかし!、ここでもユズリハは鹿に食べられてる!
2020-02-24 10-50-03
ユズリハ・・・うまいのか?(~_~;)
10:50保月の登山口に到着。
2020-02-24 10-51-45
予定より「まだ」1時間30分遅れてる?
さぁ!さぁ!さっさと行くよ!

保月は廃村・・・http://www.cpij-kansai.jp/cmt_kenhap/top/2014/32.pdf
脇ヶ畑小学校跡には往時の学校のトイレに公衆便所の看板が掲げられている
2020-02-24 10-53-02
夏には帰村して生活される人が居たり、春と秋の祭りがあったりしているそうだが・・・
2020-02-24 11-00-11
この山域は廃村が多い。伊賀の田舎に住む私の集落も他人事では無いのかも・・・
複雑な気持ちになりながら保月を後にした。
足早にアサハギ谷→権現谷へと舗装林道を行く。
2020-02-24 11-31-15
落石と日陰の雪解けが凍ってツルツル滑る。
2020-02-24 11-34-21
↑ヒメフウロの冬芽?
これは?
2020-02-24 11-56-36
ベニチャワンタケ?モドキ?どっちだろう?
でも、散弾銃の薬きょうにも見えなくもない(~_~;)
白谷出合までにはヘアピンカーブが三ヶ所ほど。橋まで、すごく迂回しているのでショートカットしたくなるけど、谷に下りれば登り返しがキツイのでおとなしく舗装林道を行く。
2020-02-24 11-32-36
↑キケマンの葉?

保月からリョウシの登山口となる白谷出合まで1時間8分もかかった。
すでにここで12:00。お昼はリョウシ山頂で食べるつもりだったが・・・ムリ~!( ;∀;)
2020-02-24 12-00-26
予定より1時間15分の遅れ。でも15分取り返した。
少し前に行動食(パン)を歩きながら食べたので、昼食はあえて食べないで行く。
これで20分くらい取り返せる予定!

しかし・・・ここを本当に登るの?(~_~;)
この橋詰めは標高380m
2020-02-24 12-01-08
側壁上の石ころだらけを突破。
しかし!そのうえは見た目以上に急斜面。
木に掴まったり木の根を掴んだり、
触ると動く岩を抑え込んだり、
とにかく落ちないように「よじ登る」しかない!!

振り返ると嫁さんは下にいない!?
嫁さんは石ころ地帯を嫌って右手に進んでいたらしく、行き詰ってる?!(-_-;)
ロープ出そうか?と聞くと「大丈夫」と答え。
日ごろに鍛えてきた登山靴のエッジを利かせながらのトラバースを敢行。
無事に私のルートに合流した。

二本足で立ち上がることができるところで地図を確認したら、まだ標高差20mほどしか登っていない!('◇')ゞマダマダ~
数人でここに来るときは落石と墜落防止にヘルメット&ロープを持ってこないとダメかも?

リョウシ山頂へのルートは苔が着いた石灰岩の岩稜が続く。
2020-02-24 12-23-44
(オモトが自生)
尾根芯を岩登りしていく
2020-02-24 12-46-08
ハシリドコロが点在している
登っても登っても岩稜の尾根
2020-02-24 12-48-13
標高を上げて行くと傾斜も緩んで軽快な尾根歩きになる。
V字渓谷の尾根に居るために好展望だ。
2020-02-24 13-16-19
標高630mまで登ると鈴ヶ岳と御池岳がドーン!
しかし、足場の悪いカレンフェルト尾根はバランスを取りながら歩くので日頃鍛えることができない体幹が鍛えられる!
ナイス!・・・・翌日から水曜日まで筋肉痛に悩まされた((;^_^A

リョウシ(霊祠)山頂は地形図にはP722と書かれているだけ。
標識も無く、樹間から霊仙山が見えるものの展望は良くない。

先へ進む。

ここにきて雪があってトレースがあった。
そのトレースを追いかけてみると広場のような場所&霊仙山の展望地へ出た。
2020-02-24 13-45-26
目前に霊仙山を見上げる迫力!なかなか良い場所ですね~!
先行者のトレースは、このまま広い尾根を北東に進んでいるけど、そちらへ行くと行者の谷へ行ってしまう。
今回はコザトへ行きたいので方向転換して南東方向へ下る
2020-02-24 13-49-40
ここで植林に突入。石灰岩の地質が変わって登山道の植生が変わった?
いったん下って尾根を登り返すとイワカガミの群落が始まった。
2020-02-24 14-00-53
二次林尾根に出ると樹間から
2020-02-24 14-04-38
御池岳→鈴ヶ岳→茶野が近く見えた。
尾根を登りきると三角点のあるコザトに到着。
2020-02-24 14-14-30
東方向の樹間からソノドの尾根が見える。
2020-02-24 14-14-58
角度を少し変えると烏帽子岳もチラ見え
2020-02-24 14-15-30
あかん!
もう14:15!
ススメー!!

北上するためにP798へ向かう。
2020-02-24 14-20-55
コザト北面は雪がたっぷりあって下りやすい。
先行者のトレースも2つ?しっかり刻まれている。
P798から下って登り返していくと前方にこれから向かう霊仙山が見えた。
2020-02-24 14-53-31
この時点でもう霊仙山最高点へ向かうのは闇下確定の時間。今までに数回登っている霊仙山に対して、そこまでチャレンジする必要もないし、メタボな我々の体力が尽きるかもしれない。
嫁さんと、そのように話し合って、ルート変更。
この先の水平林道で笹峠へ向かうことに切り替えた。
が!ここからP782への80m足らずの尾根が厄介だった!もう、林道が見えてるのに!?
2020-02-24 14-58-15
え?かなりの痩せ尾根??
アカンやん!ヤブってるし岩で下りれない!
巻けないやん!アセビとネジキ、ソヨゴの痩せ尾根のヤブに突入??あ?ルートあるん?嫁さんが先行。
2020-02-24 14-59-49
行けそう!ソヨゴのヤブの向こうに林道が見える!
おお!林道に出た!
15時や!!
水平林道経由でもギリギリセーフの時間!!
急げ!と林道を歩きだすと、行き止まり!?
げげ!ここって地形図に無い林道やん!!
戻れ!道理で記憶にない道と景色なわけや!(~_~;)
ここで8分のロス(-_-;)
速足で未舗装林道を西へ。
2020-02-24 15-15-42
日陰はジャブジャブ雪解け道。
日なたに出てくると道は歩きやすくなる。
2020-02-24 15-20-59
前方に見える傾いた山は朝に登った鍋尻山。この場所から見ると鍋尻山のイメージが変わる。
林道の右上は霊仙山の西南陵。雪庇が見えているけど、今日、あそこを歩いた人は踏み抜き無かったかな?
行者の谷の対岸には冬枯れ二次林のリョウシ稜線
2020-02-24 15-49-36
その左後ろの植林半分の山がコザト。
その後ろは今日の山行の友:藤原岳→御池岳→鈴ヶ岳→茶野
15:54水平林道終点にやってきた。
2020-02-24 15-54-37
西日が逆光となって進路が見にくい。
植林から出て振り返ると右手に霊仙山の西南陵
2020-02-24 16-05-25
16:10笹峠を通過。
ここから一般登山道で今畑へ降りることも考えていたが、この時間ならアケン原へ直行できる!
南西尾根でオオジャレ頭へ向かう。
2020-02-24 16-14-42
振り返ると夕日に照らされた霊仙山西南陵
2020-02-24 16-15-36
オオジャレ頭から20分の尾根は、カレンフェルトのデッカイ岩の隙間を縫いながらのバランス力が問われる体幹強化ルート!
2020-02-24 16-15-50
やや痩せた尾根は好展望。
2020-02-24 16-30-20
鍋尻山とダケノ畑がドーン!
その左後ろに小さく見えてる御池岳&鈴ヶ岳
そこから左に視線を動かせば、手前にリョウシ。その後ろにコザト。
2020-02-24 16-32-21
右の後ろで小さく見える双耳峰は三国岳
岩尾根を下って行くと、だだっ広いダイラエリアに突入。
2020-02-24 16-44-26
本当に広い!何回来てもここは良い場所!
ダイラから南西に下りていくと、またまた石灰岩の岩稜。
2020-02-24 16-55-30
落ち着いてルーファイすれば赤テープがチラリと導いてくれました。
植林に入って尾根芯を下って行くと崖の下に私の車!
2020-02-24 17-17-41
でも岩交じりで急傾斜で着地するのに、ちょっとモタモタ。何とか獣道っぽい場所を見つけ着地に成功!
朝、登山客が駐車していた駐車所の除雪用ブルドーザーの横に飛び出した。
17:20山行終了!
9時間30分の行程で昼食は歩きながら!
あ~長かった!

帰ってネットで巡回しているサイトに同じ日に同じ山域のレポ?
http://www.yabukogi.net/viewtopic.php?f=4&t=4442
ああ、私たちの前に歩いていたのは、やぶこぎネットのkando1945さんとジオンさんたちだったんだ!

山行日:2020年2月24日
夫婦山行
周回
雪山
フクシ”ュソウ
ミスミンウ(ン→ソ)
遭難
三角点
MAP
鍋尻山=三等三角点:鍋尻838.17m
コザト=三等三角点:霊山829.79m

距離:16.956km
沿面:17.552km
所要時間:9時間31分
(昼食:歩行中)
累積標高:プラスマイナス1738m
最低標高:246m(妛※原:あけんばら)
(山かんむりに一+女:シ)
最高標高:838.17m(鍋尻山)
HYOUKOU
6:00自宅
コンビニ
7:40アケンバラP 7:50
(2h15min)
10:05鍋尻山
(47min)
10:52保月
(1h8min)
12:00白谷出合12:05
(1h35min)
13:40リョウシ
(33min)
14:13コザト14:18
(57min:内迷い8分)
15:15林道出合
(55min)
16:10笹峠
(8min)
16:18オオジャレ頭P712
(1h3min)
17:21アケンバラP

フッキソウ
2020-02-24HANA001
オニシバリ
2020-02-24HANA002

2020-02-24HANA004
2020-02-24HANA005
2020-02-24HANA006
2020-02-24HANA007
2020-02-24HANA008
2020-02-24HANA009
2020-02-24HANA010
2020-02-24HANA011
2020-02-24HANA012
2020-02-24HANA013

県道に戻って家路に・・・え?パトカー?
救急車?消防のワゴン車2台?
2020-02-24 17-36-16
霊仙山で遭難?
入谷出合を越えた場所に駐車している単独男性の登山客が霊仙山のテーブルランドで道迷い?
怪我はなく避難小屋へ向かっている???
それって、家に電話して朝まで避難小屋に居て、明日自力で下山すればいいやん!って、言うか、一般登山道で迷うところないやろ?ヘッデンで下りてこれるでしょ!?

え?滋賀県防災航空隊のヘリが来てる!?
日暮れ17:45までに見つからないなら帰るらしいが・・・要救助者を山上で発見?ピックアップできた。そうなんだ・・・・ヘリをタクシー代わりに使った??(~_~;)
でも、怪我無しならヘリの基地へ直行だそうで、、そこに連れていかれて、車の駐車地まで自力ですぜ(;^_^A
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 06:23 PM | comments (0) | trackback (0) |

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