2025,01,10, Friday/五代目
いつか行こうと思いながら、やっと順番が回ってきた大配(オハイ)

頂山(いただきやま)と大配をまわってきた。
山行日:2025年1月7日
火曜日の朝、九鬼コミュニティセンターに到着。
工事事務所の人に「登山に来たのですが駐車場所は?」と聞くと、「旧校舎前の砂利の上にどうぞ」と言われ、ベンチの前に駐車。

案内板の矢印に従って進む

石垣の宅地跡?を登っていくと昭和55年国民年金特別融資 九鬼簡易水道の施設

この地区に咲いているサザンカって花がムチャクチャ大きくないかい?
簡易水道の施設前から見える九鬼港

山道に進んでいくが、石垣の畑?宅地?の廃墟が多く、かつては山の斜面を利用して人がたくさん生活していたのだろうと思われた。

あ?タマネギ岩?
たまねぎ状風化と言ったほうが良いのかな?
それにしても石垣が立派だねぇ

進んでいくと更に立派な石垣!

高く積まれている!
宝暦14(1764)年に作られた猪垣で総延長2.2kmだったらしい。
イノシシなどの害獣から集落を守るために作られたものが猪垣だが、これほど高く積まれているのは滅多にお目にかかれない!
少し歩くと分岐に古い石の標識

右 由くの道 左 やま道 と書かれているそうな。
由(ゆ)くの?ってどこ?行野浦のことか?
やまの道を進むと伐採された斜面。

そこから林道に出る

振り返ると九鬼湾
頂山への登山口がこの林道終点。
登山口から登って行くと大きな岩が点在する伐採地斜面。

登って振り返ると桃頭島(とがじま)や佐波留島(さはるじま)が浮かぶ尾鷲湾

ちょっと角度を変えて眺めると大展望!

八鬼山方向のかなたには雪を乗せた大台ケ原の山たち

展望を楽しんで頂山山頂に向かう。

電線があったり、なぞの小屋があったり、人臭い山頂広場。
植林に囲まれて展望のない山頂には三角点とベンチ

標高:397.93m 二等三角点 点名:九木浦
ハカリカケ岩が眺望が良いと、ころ助さん情報を得ていたので、西に移動。
北東尾根を下ってP368にあるハカリカケ岩の上

熊野灘、ナサ崎、カラカマノ鼻方面の眺め
東方向はP305やP228で構成されている久木崎

岩の上で休憩したら来た道を登り返して中道出合から北東へ行く。
その途中で前回の山行でも見たようなアンテナの残骸

テレビの集合アンテナ、兼、船舶無線用の中継アンテナ?そこに電源が必要だったから電柱があるのかな?
あ、タマネギ岩の皮が剥けている

苔付きタマネギ岩
植林の中に大きな岩があるなぁと近づいてみると木の枝で支え棒が多数(^_^;)

中道で植林を東進。
沢の源頭エリアから谷沿いに下っていく

岩がゴロゴロしている谷に沢の流れが始まっている
山中の広場に出た

水田があった場所ということから古田という地名が残っているらしい。
平家の落人がここにたどり着き暮らしていた場所だった伝説がある。
近年まではここがキャンプ場だったとか。
ここから北東にP175の麓を進めば第二魚見小屋だった場所に行くらしい。
この広場の片隅に山の神の祠がある

海と山の神の両方が祀られているらしい。
ちなみに、この祠の裏からP228:岬山へ登ると、遠見番所跡・常燈場跡・狼煙場跡が勢揃いしているそうだ(次回ね)
https://www.city.owase.lg.jp/0000013051.html
ここから分岐点に進み、左折

岩と巨木がある道を沢沿いに下っていく
10分あまりで沢の水は量を増して滝のようになり

それが海へと流れていく

↑ナサ崎方面の眺め
↓熊野灘

オハイブルーと言われている岩の間を覗き込む

この日は風が強く海がうねっていたので白波がある

青い色がこれほど複雑で、いろんな色が混じっているのだ?と驚かされる。
ちょうどランチタイムだったので、もう少し水面に近い場所に降り、平らな岩の上でカップラーメンをすすった

波しぶきが上がってこない絶妙の高さを選んだつもりだったが、嫁さんは波が気になって落ち着いてご飯が食べられないとコボしていた。
昼食後は岩の海岸の東端に移動

こちらも深い場所が絶壁の足元にあったり、柱状節理が見えたりした
ゆっくり海と断崖を眺めて大満足。
さあ帰ろうと沢沿いの道を戻り、遊歩道で左折した。
1964年に整備された遊歩道は石積や階段、橋がかけられていたりで、とても歩きやすい

時には海の展望もある

猪垣広場の近くには旧海軍防空監視所跡がある

猪垣の中に入ると石垣で段々に区切られた棚状の畑跡がたくさん見ることができた

遊歩道の出合から歩き始めて約1時間で九鬼の集落が見える場所に出てきた

そこから10分あまりで九鬼港

ここできれいな公衆トイレを借りることができた
九鬼港の奥まった場所に九木神社がある
南北朝時代、正平元年(1346年)に南朝に仕えた藤原隆信が北朝方に攻められ、当地へ移住し、九鬼氏と改姓し、この地で築城して水軍を養成したのが「九鬼水軍」。
ここの森は国指定天然記念物の九木神社樹叢(じゅそう)

観光三重によると「神域として古木を多く含む森を有しています。ここはヘゴ科のシダ、クサマルハチが本州で最初に発見された場所でもあり、日本での分布の北限にもあたることから、植物分布地理学上、貴重な場所とされています。樹叢は亜熱帯・暖帯性の植物が中心になっており、林内には多数の植物が繁茂している」
せっかくなので九木神社にお詣りする

石段を登っていくと菅原神社の社紋

境内にはいろいろな神様が祀られている

榊を入れている花入れが鯉?
青色とオレンジ色の二色展開。
ここの狛犬さんは明治39年産まれ

なんだか見ているだけで楽しくなりそうな顔

だんご鼻が可愛い
この丸い石塔は?

大漁祈願の丸石・玉石信仰?
九木神社についてはWikiを参照

岬神社と灯台を見に行こうと歩き出した

この神事・賀儀取清めを調べてみたら、この地域に伝わる独特な正月行事があることがわかって驚いた
https://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/matsuri/matsuri_020.html
https://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/004117.htm
岬神社はどこ?
うーん、ちょっと遠いみたい。
時間がかかりそうだったので途中で断念

三思ガ丘公園で引き返すことにした

野口雨情の歌碑のある公園だが徒歩でしか、たどり着けない場所

ネットでこの歌碑を調べてみたら
野口雨情は昭和11年(1963年)6月24日、54歳のとき、尾鷲観光協会の招きで尾鷲に来たそうな。旧国鉄紀勢線がまだ全線開通していない紀勢東線と呼ばれていた時代で、尾鷲駅は終着駅。その晩に堀町(現 栄町)の「五月亭」にて歓迎会が行われ「尾鷲小唄」を作詞。翌日には九鬼で1泊。その時にこの歌碑にある「九鬼小唄」を作詞。

現在ある歌碑は平成14年3月に地元の有志により建立されたものだそうです。」

公園の先の道端に猿が遊んでいた
さて、山遊びを終えて、本日の第二の目的の鮮魚を買いに行かねば!

尾鷲に来たら!海の幸を買わねばならない!
・・・と、数回行っている魚屋さんに行ったら休業の看板。
え?と、調べてみると魚屋さんは不定休で火曜?
近くにあった尾鷲市観光物産協会へ行き、九鬼・大配の探訪まっぷを貰いに行ったついでに、魚屋が閉まっていたことを聞くと「ああ、尾鷲市場が火曜日が休みなんで」と、いう回答。なるほど今まで月曜日に来てたものなぁ~
市内のミカン屋さんに行って温州みかんを買って、おととに行って値引きされている惣菜を数種類買って伊賀へ帰りました(^_^;)
山行日:2025年1月7日
夫婦で山歩

所要時間:6時間19分
(うち昼食・見物63分)
距離:10.5km
累積標高:プラス・マイナス987m
最小標高:0m(大配)
最大標高:397.93(頂山山頂)
頂山:二等三角点 点名:九木浦

8:10九鬼コミュニティセンター前P8:32
9:23林道終点登山口9:28
10:00頂山
10:06ハカリカケ岩分岐
10:16ハカリカケ岩10:33
10:40ハカリカケ岩分岐
10:58中出合
11:16古田11:19
11:22大配分岐
11:36大配12:39
(昼食&見物63分)
12:54遊歩道出合
13:55集落
14:09九鬼漁港
14:15九木神社
14:29三思ガ丘公園
14:37九鬼漁港
14:52九鬼コミュニティセンター前P

頂山(いただきやま)と大配をまわってきた。
山行日:2025年1月7日
火曜日の朝、九鬼コミュニティセンターに到着。
工事事務所の人に「登山に来たのですが駐車場所は?」と聞くと、「旧校舎前の砂利の上にどうぞ」と言われ、ベンチの前に駐車。

案内板の矢印に従って進む

石垣の宅地跡?を登っていくと昭和55年国民年金特別融資 九鬼簡易水道の施設

この地区に咲いているサザンカって花がムチャクチャ大きくないかい?
簡易水道の施設前から見える九鬼港

山道に進んでいくが、石垣の畑?宅地?の廃墟が多く、かつては山の斜面を利用して人がたくさん生活していたのだろうと思われた。

あ?タマネギ岩?
たまねぎ状風化と言ったほうが良いのかな?
それにしても石垣が立派だねぇ

進んでいくと更に立派な石垣!

高く積まれている!
宝暦14(1764)年に作られた猪垣で総延長2.2kmだったらしい。
イノシシなどの害獣から集落を守るために作られたものが猪垣だが、これほど高く積まれているのは滅多にお目にかかれない!
少し歩くと分岐に古い石の標識

右 由くの道 左 やま道 と書かれているそうな。
由(ゆ)くの?ってどこ?行野浦のことか?
やまの道を進むと伐採された斜面。

そこから林道に出る

振り返ると九鬼湾
頂山への登山口がこの林道終点。
登山口から登って行くと大きな岩が点在する伐採地斜面。

登って振り返ると桃頭島(とがじま)や佐波留島(さはるじま)が浮かぶ尾鷲湾

ちょっと角度を変えて眺めると大展望!

八鬼山方向のかなたには雪を乗せた大台ケ原の山たち

展望を楽しんで頂山山頂に向かう。

電線があったり、なぞの小屋があったり、人臭い山頂広場。
植林に囲まれて展望のない山頂には三角点とベンチ

標高:397.93m 二等三角点 点名:九木浦
ハカリカケ岩が眺望が良いと、ころ助さん情報を得ていたので、西に移動。
北東尾根を下ってP368にあるハカリカケ岩の上

熊野灘、ナサ崎、カラカマノ鼻方面の眺め
東方向はP305やP228で構成されている久木崎

岩の上で休憩したら来た道を登り返して中道出合から北東へ行く。
その途中で前回の山行でも見たようなアンテナの残骸

テレビの集合アンテナ、兼、船舶無線用の中継アンテナ?そこに電源が必要だったから電柱があるのかな?
あ、タマネギ岩の皮が剥けている

苔付きタマネギ岩
植林の中に大きな岩があるなぁと近づいてみると木の枝で支え棒が多数(^_^;)

中道で植林を東進。
沢の源頭エリアから谷沿いに下っていく

岩がゴロゴロしている谷に沢の流れが始まっている
山中の広場に出た

水田があった場所ということから古田という地名が残っているらしい。
平家の落人がここにたどり着き暮らしていた場所だった伝説がある。
近年まではここがキャンプ場だったとか。
ここから北東にP175の麓を進めば第二魚見小屋だった場所に行くらしい。
この広場の片隅に山の神の祠がある

海と山の神の両方が祀られているらしい。
ちなみに、この祠の裏からP228:岬山へ登ると、遠見番所跡・常燈場跡・狼煙場跡が勢揃いしているそうだ(次回ね)
https://www.city.owase.lg.jp/0000013051.html
ここから分岐点に進み、左折

岩と巨木がある道を沢沿いに下っていく
10分あまりで沢の水は量を増して滝のようになり

それが海へと流れていく

↑ナサ崎方面の眺め
↓熊野灘

オハイブルーと言われている岩の間を覗き込む

この日は風が強く海がうねっていたので白波がある

青い色がこれほど複雑で、いろんな色が混じっているのだ?と驚かされる。
ちょうどランチタイムだったので、もう少し水面に近い場所に降り、平らな岩の上でカップラーメンをすすった

波しぶきが上がってこない絶妙の高さを選んだつもりだったが、嫁さんは波が気になって落ち着いてご飯が食べられないとコボしていた。
昼食後は岩の海岸の東端に移動

こちらも深い場所が絶壁の足元にあったり、柱状節理が見えたりした
ゆっくり海と断崖を眺めて大満足。
さあ帰ろうと沢沿いの道を戻り、遊歩道で左折した。
1964年に整備された遊歩道は石積や階段、橋がかけられていたりで、とても歩きやすい

時には海の展望もある

猪垣広場の近くには旧海軍防空監視所跡がある

猪垣の中に入ると石垣で段々に区切られた棚状の畑跡がたくさん見ることができた

遊歩道の出合から歩き始めて約1時間で九鬼の集落が見える場所に出てきた

そこから10分あまりで九鬼港

ここできれいな公衆トイレを借りることができた
九鬼港の奥まった場所に九木神社がある
南北朝時代、正平元年(1346年)に南朝に仕えた藤原隆信が北朝方に攻められ、当地へ移住し、九鬼氏と改姓し、この地で築城して水軍を養成したのが「九鬼水軍」。
ここの森は国指定天然記念物の九木神社樹叢(じゅそう)

観光三重によると「神域として古木を多く含む森を有しています。ここはヘゴ科のシダ、クサマルハチが本州で最初に発見された場所でもあり、日本での分布の北限にもあたることから、植物分布地理学上、貴重な場所とされています。樹叢は亜熱帯・暖帯性の植物が中心になっており、林内には多数の植物が繁茂している」
せっかくなので九木神社にお詣りする

石段を登っていくと菅原神社の社紋

境内にはいろいろな神様が祀られている

榊を入れている花入れが鯉?
青色とオレンジ色の二色展開。
ここの狛犬さんは明治39年産まれ

なんだか見ているだけで楽しくなりそうな顔

だんご鼻が可愛い
この丸い石塔は?

大漁祈願の丸石・玉石信仰?
九木神社についてはWikiを参照

岬神社と灯台を見に行こうと歩き出した

この神事・賀儀取清めを調べてみたら、この地域に伝わる独特な正月行事があることがわかって驚いた
https://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/matsuri/matsuri_020.html
https://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/004117.htm
岬神社はどこ?
うーん、ちょっと遠いみたい。
時間がかかりそうだったので途中で断念

三思ガ丘公園で引き返すことにした

野口雨情の歌碑のある公園だが徒歩でしか、たどり着けない場所

ネットでこの歌碑を調べてみたら
野口雨情は昭和11年(1963年)6月24日、54歳のとき、尾鷲観光協会の招きで尾鷲に来たそうな。旧国鉄紀勢線がまだ全線開通していない紀勢東線と呼ばれていた時代で、尾鷲駅は終着駅。その晩に堀町(現 栄町)の「五月亭」にて歓迎会が行われ「尾鷲小唄」を作詞。翌日には九鬼で1泊。その時にこの歌碑にある「九鬼小唄」を作詞。

現在ある歌碑は平成14年3月に地元の有志により建立されたものだそうです。」

公園の先の道端に猿が遊んでいた
さて、山遊びを終えて、本日の第二の目的の鮮魚を買いに行かねば!

尾鷲に来たら!海の幸を買わねばならない!
・・・と、数回行っている魚屋さんに行ったら休業の看板。
え?と、調べてみると魚屋さんは不定休で火曜?
近くにあった尾鷲市観光物産協会へ行き、九鬼・大配の探訪まっぷを貰いに行ったついでに、魚屋が閉まっていたことを聞くと「ああ、尾鷲市場が火曜日が休みなんで」と、いう回答。なるほど今まで月曜日に来てたものなぁ~
市内のミカン屋さんに行って温州みかんを買って、おととに行って値引きされている惣菜を数種類買って伊賀へ帰りました(^_^;)
山行日:2025年1月7日
夫婦で山歩

所要時間:6時間19分
(うち昼食・見物63分)
距離:10.5km
累積標高:プラス・マイナス987m
最小標高:0m(大配)
最大標高:397.93(頂山山頂)
頂山:二等三角点 点名:九木浦

8:10九鬼コミュニティセンター前P8:32
9:23林道終点登山口9:28
10:00頂山
10:06ハカリカケ岩分岐
10:16ハカリカケ岩10:33
10:40ハカリカケ岩分岐
10:58中出合
11:16古田11:19
11:22大配分岐
11:36大配12:39
(昼食&見物63分)
12:54遊歩道出合
13:55集落
14:09九鬼漁港
14:15九木神社
14:29三思ガ丘公園
14:37九鬼漁港
14:52九鬼コミュニティセンター前P
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