2013,09,11, Wednesday/五代目
朝晩が涼しくなった今日このごろ。先週は雨だったために友人のフランス料理店で酒を飲んでクダをまいていたが、今週は晴れ!
沢納めになるのかも?と先週から延期していた沢登りに行った来た。
今年、必ず行きたかった鈴鹿の沢:神崎川支流の仙香(センコウ)谷&赤坂谷。
(沢登り実施日:2013年9月9日)
仙香谷は上流部の右股が赤坂谷と呼ばれている。
計画では、仙香谷から赤坂谷へ行き、山を乗り越してツメカリ谷へ降り、ツメカリ谷を沢下り。そして神崎本流を下ることにした。
伊賀を早めに出発して一路、東近江市永源寺町を目指す。
抜け道を通ったので40分で着いてしまった(^_^;)
すこし八日市IC側へ移動。コンビニへ立ち寄り、飲み物などを仕入れた。
少し待って渋滞で遅れてきたSRさんと合流。
国道421号線で神崎川出合いを目指す。
しかし、神崎川の林道は今年3月1日からゲートに施錠されたまま。
仕方なく神崎川出合いの空き地に車を駐車。林道を歩くことになった。
↑国道路肩に軽自動車が二台?沢登り?渓流釣り?と思いながら林道を歩き・・・あれ?橋の袂に四人の人が何してる?
へ?なに?なに?(=o=;)アヤシイ・・・
ズームアップ!
え?なに?リカちゃん人形?
いや、あれ、でっかいぞ?
ガンダムとか仮面ライダー(←古っつ!(^_^;)とか男の子向けのじゃなくて、完全に「萌え」っぽい!
一人は人形にずっと何か語りかけているような・・・
こちらは・・・やたらに脚が短いような?
こちらは小脇に人形を抱えてカメラの三脚を持って歩いてる
う・・・なんだか『萌え』な世界の方たち?
なんだか知らんがデッカイ女の子人形を河原に並べて写真撮影??
沢登りにやってきた我々には理解できそうにない世界の人たちなんだろう・・・と、林道を歩き出した。
涼しい朝だったが、日差しは、まだ夏の余力がある。
林道をテクテク歩く。
道中にある発電所から入渓しても良いのだが、朝一番で下流から上流へ30mの泳ぎは、盛夏じゃないと・・・と、さらに先へと歩き、林道上からこれから入渓する仙香谷の出合いの様子を見物。
取水堰堤へ階段を降りて、
整備道の途中から
神崎川の河床に到着。
駐車地から3km余りの距離で約1時間かかった。
ここで沢装備を装着して下流の仙香谷へ少し移動。
巨岩が数個転がっている仙香谷出合いに到着。
↑対岸を見上げると、さきほど見下ろしていた林道が見える。
さぁ!行きましょう!と仙香谷へ近づこうとしたが、昨日の雨のせいか水量がかなり多い。
女性陣は沢に足を入れるのを躊躇してしまってる?
そんなことではこのロングコースを終える頃には真っ暗闇でっせ(-_-;)
と、始まったばかりなのに少し心配になった。
仙香谷の最初は大きめの岩がゴロゴロ。
いきなり気の抜けないルートファインディングとフィールドアスレチックが始まった。
それにしても、やっぱり神崎川の水は綺麗。
しかも支流はエメラルドグリーンの輝き。
大岩のある小さな滝が出てきた。
右側をヘツって行きたいけれど、水かさがあるのでけっこう深く近づくには・・・沈んでいる岩を踏んで近づけば問題なし。
さぁ!先に進もう!と振り返ると
なんだかモジモジと足を踏み出せないうちの嫁サン(-_-;)
タイミングを図っているのか?イメトレをしているのか?
この場所で数分間、ひげダンスのような動きをしていた(-_-;)
続く小滝も右岸をヘツって、最後は水の中をチョイと泳いで対岸から登れば簡単にクリアできる。
↓そうそう、最初はヘツって、ヘツれなくなったら対岸にスイッチ!
水流に圧倒されそうになるけど、大丈夫。
ビビらずに水に早く飛び込む踏ん切りが「肝」だね(^_^;)
仙香谷前半戦の1つ目の大滝4m+7m滝。
4m滝の左側(右岸)から取り付く?ホールドが不明瞭でキツイ。
シャワークライムで中央突破出来そうなんだけど水量が多くて吹っ飛ばされる。
SRさんの偵察曰く、左岸(右側)にある白い岩の向こう側に突破口あり?
右側(左岸)の岩かげに取りつくにはチョイと深みがある。
少しだけ泳ぐ。
すると岩かげの向こう側から登れて先に進めた。
その上側の7m滝は小さく巻けるようだけど、その先が不明瞭なので単身で偵察。
階段状の逆相岩を登っていくと最後の最後でザックと頭がぶつかる。そこで、すこし高度感があってオッカナイ思いをするけれど無事通過。
下にいる嫁サン達に同じルートで登るように身振りで指示。
上からOKサインを送った。
二人とも泳ぐ場所に飛び込むのにかなり躊躇していた(^_^;)
流れにアガラって対岸の岩に辿り着いても掴みどころがなくてチョット苦労する。
お~ 頑張っっとるなぁ~
何とかなりそうだ。
時には温かい目で見守ることも必要だ。
はい、登っておいでねー
ん?なんか目が怒っているようにも見えたけど気のせいだろう(・・;)
と、突破したら巨岩で構成された滝。
無理をせずに左岸を適当に巻く。
沢に降りて行くと、またさっきと同じような岩&滝だった!(^_^;)
そいじゃあ・・・と、もう少し先まで巻いた。
巻きから沢に戻って岩上でヒルチェックしたがヒルは居なかった。
先に進もう!と、歩き出すと兎に角、水に入らねばならない。
小さい滝の割にバカでっかい釜を従えている。
ここは右岸を簡単にヘツります。
そして目前に二段のトイ状の白い滝が見えてきます。
(手前にで岩の横を流れているのはかなり手前にある流れで三段じゃないんです。)
近づいてみると深そうな釜があります。
この滝、取り付くには釜が深くて泳ぐしかないのです。
ここでいつも笑顔なSRさんが、真顔で私にこういうのです。
「ここ、ロープ出してください!(=_=)そして私を引っ張ってください!(-_-)b」
・・・・「は、、、ハイぃ~!(-_-)/」
そうなのです。少し前に私が偵察しながら先に進んでしまった時に彼女は自力で流れに逆らって泳いだのですが、SRさんはプールでは泳げるものの、水流のある河川でザックを背負って着衣水泳することがどうも・・・シックリこなかったようなのです。
と、いうことで私は持参のロープを引っ張りながら滝の左に取り付き、ロープを引っ張るための足場の良い場所に立って合図。おいでー!
SRさん。
頑張って泳いでガッツリ岸にシガミツキ上陸。
これで一安心です。
一方、うちの嫁サンは幼少期から水練学校で過ごした猛者なので泳ぎに不安など一切無し。
ただし、彼女も水に飛び込む「思いっきり」が悪すぎ(-_-;)
嫁サンのハーネスにロープがくっついていたので私が引っ張ってようやく泳ぎだした。
はい、ごくろーさま。先を急ぐよ(~o~)
おっと!すぐ上の滝も立派やん!
「ダーーーーーーーーーー!」と水が落ちてるやん!(゚A゚;)
ここは滝に近づいてみると右岸の岩場が階段状になっているのが見えて、そこをスルスル上って一件落着。
ホイホイ登れて良い塩梅です。
斜瀑を登ればすぐに左から滝状の支流が入って、仙香谷本流は右側に続く。
↑この左からの支流は鬼女谷。
・・・・って?今は昼の12時5分?(・・;)
10:23出発の仙香谷の入口から約100分経過。
予定では赤坂谷に居る時間(^_^;)
ま、しょーがない。腹ごしらえしながら午後の事を考えよう。
私が釜揚げウドンの用意をしていると隣で女性陣が焚き火の準備。
虫除け&沢で冷えた身体を温めます。
温かいウドンをズルズル食べてエネルギー充填!
もう13時だけど沢から出るまで、日没に間に合いそうだ。
予定通り赤坂谷へ行ってツメカリ谷を下ってみよう!
食後、歩き出せば長い釜(渕というべき?)が連続して出てくる。
ザブザブ水に入ってあるけば手っ取り早い!とトップで行けば、
後ろは寒くて濡れたくないようでヘツって通過
↑うまいもんだ(^_^;)
ここも渕が長い。
足場・ホールドいっぱいあるからヘツリ楽勝
長い渕エリアを越えるとゴーロ地帯
そして仙香谷は左に別れて、我々はここから右の赤坂谷へ入る
小さい滝を軽快に越えて
進んでいけば前方に二股に滝が落ちている。
里山にこの滝があれば夫婦滝とか言われるのかな?(^_^;)
この滝は右側(左岸)からアプローチすれば簡単に登れる
河床にゴロ石が少なくなり花崗岩のスラブが多くなってきた
おお!ついにやってきた!赤坂谷名物の長いナメエリアだ!
登れども登れどもナメは続く
見えていた先まで登っても、まだナメが続く。
ここが鈴鹿の赤木沢と呼ばれる場所なんだ~
40mほどのナメ滝に感動。来て良かったよ!
そしてさらに先には7M滝
近寄ってみると右の滑り台みたいなところから簡単に登れた。
さらにその上にもスラブのナメ滝
エエ感じです。
その後は岩だらけの平流
右側にデカイ岩が張り出して、沢はチョックストーン滝。
どうやらここがカラト峠を利用してツメカリ谷へ乗り越す起点だ。
右側に張り出しているデカイ岩に近づくと
左岸の山に斜面が崩れた跡があり、写真右下の木にリボンの目印がある。
ちょこっと偵察してみたけど、ここを登ることは出来ないことはないけれど、ちょっと急だなぁ。どうしようか?と悩んでいると少し沢を下流側に戻って偵察していたSRさんが「ここに紐に枝をくくりつけた新しい目印があります」との声。
ホンマや。左岸に緑の紐に枝がぶら下がってる。その近くには細い支流(枝沢)が入ってきている。その枝沢沿いに取り付くのが良いみたい。
そいじゃ、登ってみよう。
枝沢に降りて登り安いところを探して上へ登ると
明らかに獣道ではない杣道(?)が現れた。その道を進みだすとオレンジ色のキノコがある場所に出た。このキノコ・・・分からないなぁ(-_-;)
道はさらに南西へ続いているようだが自分の計画してきたカラト峠から遠ざかるように感じたので雑木林を直登。すると尾根道に乗った。
ただし、これを直進してしまうと標高800mへ連れて行かれるので立ち止まって地図を読みます。どうやら、今いるところがカラト峠らしい。
でもマーキングが無いのよね(・・;)
地図を見てジックリ考えて西面の斜面をやや西南へ向かってヤブをくだっていく。するとまたまた杣道?発見。しばらく杣道を下っていくとネットでリサーチしてあった飯場跡に到着。
酒の一升瓶が6本入っていたケースがいっぱい散乱している。
我々の予定ルートは上の写真で見える左のゴミの多い方へここで左折する。
飯場跡を通り、沢の最後の源頭部っぽい場所を下っていく。
あれ?道が無くなった。直進するとヤブに埋もれた沢源頭部?
右岸は岩で進めない。
左岸を降りるか・・・やけに落ち葉がジメっとしているよな・・・それにしてもここからのルートは?完全に杣道が消えたぞ?・・・うーん、ルートはどっちだ?と立ち止まって地図を見ていると・・・
嫁サンが「ヒルおるで!デッカイ・ヒル!」と後方で叫んでいる。「あ!ここにもおるわ!塩水スプレーや!」
私の周りには居ない?と足元を見ていると、居ない模様?
でも嫁サンが近づいてくると「アンタのズボンの裾を登ってるやん!」とヒルを見つける。食塩水シュッ!シュッ!
いちおう赤坂谷から乗っ越しをする時にヒル下がりのジョニーを沢靴にふりかけていたんだけど、ズボンの裾に飛びつかれた模様。
こらカナワン!とザレた松林に逃げこむ。ここならヒルは居ないだ・・・あ?私の沢靴のくぼみに潜んでる!地面に落ちていた小枝で突っついてヒルに退出していただいた。
もういちど、ここで皆さんヒル対策。
ふと、目線を上に上げるとマツの葉が黄色?????
目を凝らすと黄色く動くクネクネがいっぱい?(・・;)
これ・・・アカンやろ(゚A゚;)
調べてみるとコイツラは蜂の幼虫。「マツノクロホシハバチ」
虫が苦手じゃない私でもこんな奴らが大量にいるとゾッとする(-_-;)
こんなところでジットしてられない!と、とりあえず方向だけを確認して、立ち木を利用しながら支尾根を降りていく。すると右側から水が流れ始めたばかりのような沢が近づいてきた。
この沢沿いを降りていけばツメカリ谷に出れるだろう。
マムシはおらんか?と注意深く下っていく。
ずーっとこんな調子の沢沿いだ。
赤坂谷を出発して1時間10分経過・・・やっとツメカリ谷が見えてきた。
長かったなぁ(-_-;)ふー
ツメカリ谷との出合いは下の写真のような場所だった。
ここで簡単にヒルチェックと給水休憩。
ここからはツメカリ谷を下っていきます。
ツメカリ谷に降りて驚いたのが沢の水が温くて水際にある岩には緑色の苔?藻?がイッパイ!当然ヌルっとする。水も緑色が標準みたいだし、植物性のプランクトンも多いせいだろうか?
ツメカリ谷を降り始めて5分ほどで6m簾状滝の上にやってきた。
勢い良くドッボーン!と飛び込みたいが砂が堆積して浅くなっているかもしれない。
滝の真ん中をソロリと尻で下って「せーのーで!」でドッボーン!
あ!すぐに足が着いた!こりゃ浅いわ。
おーい!今のを参考に飛び降りろ~!と言ってみたものの、嫁サンとSRさんは左岸の隅っこからクライムダウンしてしまった(-_-;)
そして続くはゴルジュ出口にあるCS5m滝。ここはCSの右側にある階段状の所を降りれば飛び込む必要は無し。水量はマズマズ多いほうだが威圧感は無い。
渕の距離が少しあるので念のためロープを引っ張りながら私が先行して渕を泳ぎ渡ったがここも底に砂が堆積していて浅くなっていた。
ロープの先端を括りつけたSRさんを引っ張って無事通過。嫁サンは幼少期から水練学校で鍛えてあるので泳ぎは得意。
さぁドンドン下るよ!
↓ここもヘツってから浅瀬をザブザブ歩けばいいんだけど、念の為にロープを張った。
ロープ一本で安心してもらえるならお安いご用だ。
デッカイ倒木のある小滝を越えればツメカリ前半戦ゴルジュも終わりだ。
簾状滝の上からツメカリ谷を降り始めて約1時間で神崎川本流に出た。
うへー!16時45分をまわっちまった!(^_^;)
ドンドン、どんぶらコッコ!と下ってしまおう!
ツメカリ谷出合いからすぐの長い渕が現れた。泳ぐというより漂えばいいんだよ~!と私が先に飛び込む。
メガネをしていることを忘れて飛び込むので水から頭を出す時に「メガネ!メガネ!」と、ちょっと焦る(^_^;)
それにしても、水温が意外と高くて気持ちいい!
さぁ!次も?と振り向くが嫁サン、SRさんがやってこない!(・・;)?
どうも、水流に飛び込む水泳大会に躊躇しているもよう・・・って、暗くなっちまうよ?(^_^;)
たしかに渕以外で水が落ちている場所はホワイトウォーターが多く、水流も早い。
でもヘルメットもかぶっているし、背負っているザックの浮力があるから沈むことはない。
大丈夫。大丈夫と私が言っても、どうも言い訳にしか聞こえないもよう(-_-;)
無言で目が据わっている嫁サンとSRさん。
しかし、このへんでビビってしまっていたら、S字渓谷(ゴルジュ)でどうするんだ?(^_^;)
って、S字ゴルジュにやってきたよ(^_^;)
遅れてやってくる2人はここでビビるんだろうなぁ・・・
ここを乗り越えるには大岩を懸垂で降りる?って降りても渕だ。
高巻きせなアカンの?それは時間かかるだけだよ。
やっぱり、一番低い所から水に入って「どんぶらコッコ」と流されるのが一番や。
と、考えていたら嫁サン達2人がやってきた。
水面を見る目は、やっぱり・・・・遠い目をしている(^_^;)
「ここ行くしか・・・ないよなぁ・・・(~o~)」と嫁サン。嫁サンはかつてここを私とともに高巻きした経験があるのでよくわかったもよう。
でも、重い腰はあがらない。
とりあえず私が、どんぶらコッコと流されていく。
飛び込むと曲がり角のインコーナーに吸い寄せられるが、すぐに排出されて渕に出て、スルスルと中間地点の浅瀬まで流された!こりゃ面白い!
そして中間地点からもスルスルと流されてS字ゴルジュの外まで流れ着いた。
おおおーい!と手を振ってみたが、誰も反応なし。
嫁サンは、しゃがみ込んで水面を睨んでいる模様。
SRさんはS字インコーナーのマウンド上に登ってキョロキョロ?
おっとSRさん飛び込んだ!
あとはSRさん、中間の浅瀬まで一直線。
そしてそれを見ていた嫁サンがようやく重い腰をあげて流れてきた。
さぞかし、楽しかっただろう?と見守っていると「もー!なんでもえっかー!!(--〆)」と叫んで再度の入水。
目が怖い(・・;)
ヤケッパチと言うやつですな(-_-;)
S字ゴルジュを通過したらしばらく河原を歩く。
なるべく濡れずに低い石の乗り越しを選んで歩いているつもりなんだけど、女性陣2名がかなり遅れる。疲労困憊ってやつなんでしょうなぁ(^_^;)
すんごいホワイトウォーター!こんな滝あったっけ?
反対(下流)からだけど前にも来ているんだけどなぁ・・・
ゴウゴウ流れ落ちるゴルジュの滝。
この日、この水量とこの水の勢いでは、ここに飛び込む気になれんなぁ(^_^;)
ここって最後の渕を泳がなくても良かったっけ?
前に上った時の記憶が全くない。
そいじゃ私はどんぶらコッコと流れながら偵察してきます!と水に飛び込む。
大丈夫そうだ!と合図を送る。
あーよかった!水に入らずにちゃんと巻けたよ(^_^;)
あとは黙々と河原を歩くだけ。
あ!見えた
おーい!見えたぞー!
トボトボと、すっかり遭難者のような足取り(・・;)
取水堰堤に到着。水から離れます。
もうすぐ18時だね(^_^;)
はぁ~これで終わり!?
いえいえ、もうひと頑張りしてもらいます。
もう一人、必死に鉄ハシゴを登る・・・って休憩して動けない?
さぁ、もうひと頑張りだす。
フェンス横を通って林道への連絡道を歩く。
皆がブログに書いているが、ここの最後に登る階段が一番シンドい。
私など、最後の2段を登る時に左足が攣りそうになった(-_-;)
日没時刻を過ぎているので、すたすたと林道を下る。
車が林道に入っていればすぐなんだけど仕方がない。
最初は残照で明るかったんだけど、歩いているうちに真っ暗闇になってしまった!
皆ヘッデンをザックの一番下に入れてしまっている!
目が闇に慣れてきたのを幸いにそのまま歩き続けた。
暗闇の中、ボ~っとオレンジ色の明かりが!?
国道421にある電灯でした!
18:50駐車地に戻り10時間の沢登りが終わったのであった!
最近の朝晩がかなり冷え込んで毛布にクルマって寝ていたので入水することがかなり勇気がいるなぁと思っていたが、意外に水が温かかったのが嬉しかった。
それにしても仙香谷&赤坂谷は面白いですね。
そうそう、乗り越しの道中にヒルがダンスしてましたが、実害やお持ち帰りは無かった。
また是非とも行きます。
でも、もう来年かな?
SRさんまた一緒に行きますか?
実施日:2013年09月09日晴れ
参加者:3人(男x1+女×2)
ヒル:飯場跡を過ぎて道が不明瞭になった場所で巨大なヒルを数匹発見。忌避剤+塩水などで対処:実害無し
距離:12.758km
沿面:13.053km
所要時間:10時間
累積標高差:±963m
最低標高点:駐車地340m
最高標高点:カトラ峠789m
6:30伊賀出発
7:10東近江市永源寺支所
コンビニトイレなど
待合せ8:25
8:53 R421神崎川出合8:48
(9:12発電所分岐)
9:37取水堰堤分岐
9:43神崎川河床9:58
10:15仙香谷出合10:23
12:05鬼女谷出合12:54
13:36赤坂谷分岐(P617)
14:10乗越開始地点14:17
14:43カラト峠14:52
14:58飯場跡
15:00ヒルゾーン15:06
15:32ツメカリ谷610m 15:44
16:46神崎川本流
17:56取水堰堤18:02
18:08林道
18:50国道421出合P
神崎川の林道から国道に戻った私達。
着替えワンタッチテントを出してさっさと着替える。
電灯のある場所でよかった!!
おっと?留守番電話?
なになに?杠葉尾町の自治会長さん?
今朝の9時までに電話して欲しかったなぁ・・・と留守電を聞くと連絡が出来ずに申し訳ないという電話。そして昼にももう一度留守電。
「昨日より林道ゲートの鍵が何者かによって壊されていたようで紛失していたので新たに設置しました。その鍵は・・・・」と新しく鍵を付けた鍵の事での電話?うそ?私が見た時は鍵があったように・・・チェーンをしてあったからテッキリ・・・え?あ?うーん・・・鍵開いていたの?(^_^;)
それにしても鍵を壊す輩っていったいだれ?
悪いことするよなあ・・・しまいに監視カメラ設置になりますぜ(-_-)
沢納めになるのかも?と先週から延期していた沢登りに行った来た。
今年、必ず行きたかった鈴鹿の沢:神崎川支流の仙香(センコウ)谷&赤坂谷。
(沢登り実施日:2013年9月9日)
仙香谷は上流部の右股が赤坂谷と呼ばれている。
計画では、仙香谷から赤坂谷へ行き、山を乗り越してツメカリ谷へ降り、ツメカリ谷を沢下り。そして神崎本流を下ることにした。
伊賀を早めに出発して一路、東近江市永源寺町を目指す。
抜け道を通ったので40分で着いてしまった(^_^;)
すこし八日市IC側へ移動。コンビニへ立ち寄り、飲み物などを仕入れた。
少し待って渋滞で遅れてきたSRさんと合流。
国道421号線で神崎川出合いを目指す。
しかし、神崎川の林道は今年3月1日からゲートに施錠されたまま。
仕方なく神崎川出合いの空き地に車を駐車。林道を歩くことになった。
↑国道路肩に軽自動車が二台?沢登り?渓流釣り?と思いながら林道を歩き・・・あれ?橋の袂に四人の人が何してる?
へ?なに?なに?(=o=;)アヤシイ・・・
ズームアップ!
え?なに?リカちゃん人形?
いや、あれ、でっかいぞ?
ガンダムとか仮面ライダー(←古っつ!(^_^;)とか男の子向けのじゃなくて、完全に「萌え」っぽい!
一人は人形にずっと何か語りかけているような・・・
こちらは・・・やたらに脚が短いような?
こちらは小脇に人形を抱えてカメラの三脚を持って歩いてる
う・・・なんだか『萌え』な世界の方たち?
なんだか知らんがデッカイ女の子人形を河原に並べて写真撮影??
沢登りにやってきた我々には理解できそうにない世界の人たちなんだろう・・・と、林道を歩き出した。
涼しい朝だったが、日差しは、まだ夏の余力がある。
林道をテクテク歩く。
道中にある発電所から入渓しても良いのだが、朝一番で下流から上流へ30mの泳ぎは、盛夏じゃないと・・・と、さらに先へと歩き、林道上からこれから入渓する仙香谷の出合いの様子を見物。
取水堰堤へ階段を降りて、
整備道の途中から
神崎川の河床に到着。
駐車地から3km余りの距離で約1時間かかった。
ここで沢装備を装着して下流の仙香谷へ少し移動。
巨岩が数個転がっている仙香谷出合いに到着。
↑対岸を見上げると、さきほど見下ろしていた林道が見える。
さぁ!行きましょう!と仙香谷へ近づこうとしたが、昨日の雨のせいか水量がかなり多い。
女性陣は沢に足を入れるのを躊躇してしまってる?
そんなことではこのロングコースを終える頃には真っ暗闇でっせ(-_-;)
と、始まったばかりなのに少し心配になった。
仙香谷の最初は大きめの岩がゴロゴロ。
いきなり気の抜けないルートファインディングとフィールドアスレチックが始まった。
それにしても、やっぱり神崎川の水は綺麗。
しかも支流はエメラルドグリーンの輝き。
大岩のある小さな滝が出てきた。
右側をヘツって行きたいけれど、水かさがあるのでけっこう深く近づくには・・・沈んでいる岩を踏んで近づけば問題なし。
さぁ!先に進もう!と振り返ると
なんだかモジモジと足を踏み出せないうちの嫁サン(-_-;)
タイミングを図っているのか?イメトレをしているのか?
この場所で数分間、ひげダンスのような動きをしていた(-_-;)
続く小滝も右岸をヘツって、最後は水の中をチョイと泳いで対岸から登れば簡単にクリアできる。
↓そうそう、最初はヘツって、ヘツれなくなったら対岸にスイッチ!
水流に圧倒されそうになるけど、大丈夫。
ビビらずに水に早く飛び込む踏ん切りが「肝」だね(^_^;)
仙香谷前半戦の1つ目の大滝4m+7m滝。
4m滝の左側(右岸)から取り付く?ホールドが不明瞭でキツイ。
シャワークライムで中央突破出来そうなんだけど水量が多くて吹っ飛ばされる。
SRさんの偵察曰く、左岸(右側)にある白い岩の向こう側に突破口あり?
右側(左岸)の岩かげに取りつくにはチョイと深みがある。
少しだけ泳ぐ。
すると岩かげの向こう側から登れて先に進めた。
その上側の7m滝は小さく巻けるようだけど、その先が不明瞭なので単身で偵察。
階段状の逆相岩を登っていくと最後の最後でザックと頭がぶつかる。そこで、すこし高度感があってオッカナイ思いをするけれど無事通過。
下にいる嫁サン達に同じルートで登るように身振りで指示。
上からOKサインを送った。
二人とも泳ぐ場所に飛び込むのにかなり躊躇していた(^_^;)
流れにアガラって対岸の岩に辿り着いても掴みどころがなくてチョット苦労する。
お~ 頑張っっとるなぁ~
何とかなりそうだ。
時には温かい目で見守ることも必要だ。
はい、登っておいでねー
ん?なんか目が怒っているようにも見えたけど気のせいだろう(・・;)
と、突破したら巨岩で構成された滝。
無理をせずに左岸を適当に巻く。
沢に降りて行くと、またさっきと同じような岩&滝だった!(^_^;)
そいじゃあ・・・と、もう少し先まで巻いた。
巻きから沢に戻って岩上でヒルチェックしたがヒルは居なかった。
先に進もう!と、歩き出すと兎に角、水に入らねばならない。
小さい滝の割にバカでっかい釜を従えている。
ここは右岸を簡単にヘツります。
そして目前に二段のトイ状の白い滝が見えてきます。
(手前にで岩の横を流れているのはかなり手前にある流れで三段じゃないんです。)
近づいてみると深そうな釜があります。
この滝、取り付くには釜が深くて泳ぐしかないのです。
ここでいつも笑顔なSRさんが、真顔で私にこういうのです。
「ここ、ロープ出してください!(=_=)そして私を引っ張ってください!(-_-)b」
・・・・「は、、、ハイぃ~!(-_-)/」
そうなのです。少し前に私が偵察しながら先に進んでしまった時に彼女は自力で流れに逆らって泳いだのですが、SRさんはプールでは泳げるものの、水流のある河川でザックを背負って着衣水泳することがどうも・・・シックリこなかったようなのです。
と、いうことで私は持参のロープを引っ張りながら滝の左に取り付き、ロープを引っ張るための足場の良い場所に立って合図。おいでー!
SRさん。
頑張って泳いでガッツリ岸にシガミツキ上陸。
これで一安心です。
一方、うちの嫁サンは幼少期から水練学校で過ごした猛者なので泳ぎに不安など一切無し。
ただし、彼女も水に飛び込む「思いっきり」が悪すぎ(-_-;)
嫁サンのハーネスにロープがくっついていたので私が引っ張ってようやく泳ぎだした。
はい、ごくろーさま。先を急ぐよ(~o~)
おっと!すぐ上の滝も立派やん!
「ダーーーーーーーーーー!」と水が落ちてるやん!(゚A゚;)
ここは滝に近づいてみると右岸の岩場が階段状になっているのが見えて、そこをスルスル上って一件落着。
ホイホイ登れて良い塩梅です。
斜瀑を登ればすぐに左から滝状の支流が入って、仙香谷本流は右側に続く。
↑この左からの支流は鬼女谷。
・・・・って?今は昼の12時5分?(・・;)
10:23出発の仙香谷の入口から約100分経過。
予定では赤坂谷に居る時間(^_^;)
ま、しょーがない。腹ごしらえしながら午後の事を考えよう。
私が釜揚げウドンの用意をしていると隣で女性陣が焚き火の準備。
虫除け&沢で冷えた身体を温めます。
温かいウドンをズルズル食べてエネルギー充填!
もう13時だけど沢から出るまで、日没に間に合いそうだ。
予定通り赤坂谷へ行ってツメカリ谷を下ってみよう!
食後、歩き出せば長い釜(渕というべき?)が連続して出てくる。
ザブザブ水に入ってあるけば手っ取り早い!とトップで行けば、
後ろは寒くて濡れたくないようでヘツって通過
↑うまいもんだ(^_^;)
ここも渕が長い。
足場・ホールドいっぱいあるからヘツリ楽勝
長い渕エリアを越えるとゴーロ地帯
そして仙香谷は左に別れて、我々はここから右の赤坂谷へ入る
小さい滝を軽快に越えて
進んでいけば前方に二股に滝が落ちている。
里山にこの滝があれば夫婦滝とか言われるのかな?(^_^;)
この滝は右側(左岸)からアプローチすれば簡単に登れる
河床にゴロ石が少なくなり花崗岩のスラブが多くなってきた
おお!ついにやってきた!赤坂谷名物の長いナメエリアだ!
登れども登れどもナメは続く
見えていた先まで登っても、まだナメが続く。
ここが鈴鹿の赤木沢と呼ばれる場所なんだ~
40mほどのナメ滝に感動。来て良かったよ!
そしてさらに先には7M滝
近寄ってみると右の滑り台みたいなところから簡単に登れた。
さらにその上にもスラブのナメ滝
エエ感じです。
その後は岩だらけの平流
右側にデカイ岩が張り出して、沢はチョックストーン滝。
どうやらここがカラト峠を利用してツメカリ谷へ乗り越す起点だ。
右側に張り出しているデカイ岩に近づくと
左岸の山に斜面が崩れた跡があり、写真右下の木にリボンの目印がある。
ちょこっと偵察してみたけど、ここを登ることは出来ないことはないけれど、ちょっと急だなぁ。どうしようか?と悩んでいると少し沢を下流側に戻って偵察していたSRさんが「ここに紐に枝をくくりつけた新しい目印があります」との声。
ホンマや。左岸に緑の紐に枝がぶら下がってる。その近くには細い支流(枝沢)が入ってきている。その枝沢沿いに取り付くのが良いみたい。
そいじゃ、登ってみよう。
枝沢に降りて登り安いところを探して上へ登ると
明らかに獣道ではない杣道(?)が現れた。その道を進みだすとオレンジ色のキノコがある場所に出た。このキノコ・・・分からないなぁ(-_-;)
道はさらに南西へ続いているようだが自分の計画してきたカラト峠から遠ざかるように感じたので雑木林を直登。すると尾根道に乗った。
ただし、これを直進してしまうと標高800mへ連れて行かれるので立ち止まって地図を読みます。どうやら、今いるところがカラト峠らしい。
でもマーキングが無いのよね(・・;)
地図を見てジックリ考えて西面の斜面をやや西南へ向かってヤブをくだっていく。するとまたまた杣道?発見。しばらく杣道を下っていくとネットでリサーチしてあった飯場跡に到着。
酒の一升瓶が6本入っていたケースがいっぱい散乱している。
我々の予定ルートは上の写真で見える左のゴミの多い方へここで左折する。
飯場跡を通り、沢の最後の源頭部っぽい場所を下っていく。
あれ?道が無くなった。直進するとヤブに埋もれた沢源頭部?
右岸は岩で進めない。
左岸を降りるか・・・やけに落ち葉がジメっとしているよな・・・それにしてもここからのルートは?完全に杣道が消えたぞ?・・・うーん、ルートはどっちだ?と立ち止まって地図を見ていると・・・
嫁サンが「ヒルおるで!デッカイ・ヒル!」と後方で叫んでいる。「あ!ここにもおるわ!塩水スプレーや!」
私の周りには居ない?と足元を見ていると、居ない模様?
でも嫁サンが近づいてくると「アンタのズボンの裾を登ってるやん!」とヒルを見つける。食塩水シュッ!シュッ!
いちおう赤坂谷から乗っ越しをする時にヒル下がりのジョニーを沢靴にふりかけていたんだけど、ズボンの裾に飛びつかれた模様。
こらカナワン!とザレた松林に逃げこむ。ここならヒルは居ないだ・・・あ?私の沢靴のくぼみに潜んでる!地面に落ちていた小枝で突っついてヒルに退出していただいた。
もういちど、ここで皆さんヒル対策。
ふと、目線を上に上げるとマツの葉が黄色?????
目を凝らすと黄色く動くクネクネがいっぱい?(・・;)
これ・・・アカンやろ(゚A゚;)
調べてみるとコイツラは蜂の幼虫。「マツノクロホシハバチ」
虫が苦手じゃない私でもこんな奴らが大量にいるとゾッとする(-_-;)
こんなところでジットしてられない!と、とりあえず方向だけを確認して、立ち木を利用しながら支尾根を降りていく。すると右側から水が流れ始めたばかりのような沢が近づいてきた。
この沢沿いを降りていけばツメカリ谷に出れるだろう。
マムシはおらんか?と注意深く下っていく。
ずーっとこんな調子の沢沿いだ。
赤坂谷を出発して1時間10分経過・・・やっとツメカリ谷が見えてきた。
長かったなぁ(-_-;)ふー
ツメカリ谷との出合いは下の写真のような場所だった。
ここで簡単にヒルチェックと給水休憩。
ここからはツメカリ谷を下っていきます。
ツメカリ谷に降りて驚いたのが沢の水が温くて水際にある岩には緑色の苔?藻?がイッパイ!当然ヌルっとする。水も緑色が標準みたいだし、植物性のプランクトンも多いせいだろうか?
ツメカリ谷を降り始めて5分ほどで6m簾状滝の上にやってきた。
勢い良くドッボーン!と飛び込みたいが砂が堆積して浅くなっているかもしれない。
滝の真ん中をソロリと尻で下って「せーのーで!」でドッボーン!
あ!すぐに足が着いた!こりゃ浅いわ。
おーい!今のを参考に飛び降りろ~!と言ってみたものの、嫁サンとSRさんは左岸の隅っこからクライムダウンしてしまった(-_-;)
そして続くはゴルジュ出口にあるCS5m滝。ここはCSの右側にある階段状の所を降りれば飛び込む必要は無し。水量はマズマズ多いほうだが威圧感は無い。
渕の距離が少しあるので念のためロープを引っ張りながら私が先行して渕を泳ぎ渡ったがここも底に砂が堆積していて浅くなっていた。
ロープの先端を括りつけたSRさんを引っ張って無事通過。嫁サンは幼少期から水練学校で鍛えてあるので泳ぎは得意。
さぁドンドン下るよ!
↓ここもヘツってから浅瀬をザブザブ歩けばいいんだけど、念の為にロープを張った。
ロープ一本で安心してもらえるならお安いご用だ。
デッカイ倒木のある小滝を越えればツメカリ前半戦ゴルジュも終わりだ。
簾状滝の上からツメカリ谷を降り始めて約1時間で神崎川本流に出た。
うへー!16時45分をまわっちまった!(^_^;)
ドンドン、どんぶらコッコ!と下ってしまおう!
ツメカリ谷出合いからすぐの長い渕が現れた。泳ぐというより漂えばいいんだよ~!と私が先に飛び込む。
メガネをしていることを忘れて飛び込むので水から頭を出す時に「メガネ!メガネ!」と、ちょっと焦る(^_^;)
それにしても、水温が意外と高くて気持ちいい!
さぁ!次も?と振り向くが嫁サン、SRさんがやってこない!(・・;)?
どうも、水流に飛び込む水泳大会に躊躇しているもよう・・・って、暗くなっちまうよ?(^_^;)
たしかに渕以外で水が落ちている場所はホワイトウォーターが多く、水流も早い。
でもヘルメットもかぶっているし、背負っているザックの浮力があるから沈むことはない。
大丈夫。大丈夫と私が言っても、どうも言い訳にしか聞こえないもよう(-_-;)
無言で目が据わっている嫁サンとSRさん。
しかし、このへんでビビってしまっていたら、S字渓谷(ゴルジュ)でどうするんだ?(^_^;)
って、S字ゴルジュにやってきたよ(^_^;)
遅れてやってくる2人はここでビビるんだろうなぁ・・・
ここを乗り越えるには大岩を懸垂で降りる?って降りても渕だ。
高巻きせなアカンの?それは時間かかるだけだよ。
やっぱり、一番低い所から水に入って「どんぶらコッコ」と流されるのが一番や。
と、考えていたら嫁サン達2人がやってきた。
水面を見る目は、やっぱり・・・・遠い目をしている(^_^;)
「ここ行くしか・・・ないよなぁ・・・(~o~)」と嫁サン。嫁サンはかつてここを私とともに高巻きした経験があるのでよくわかったもよう。
でも、重い腰はあがらない。
とりあえず私が、どんぶらコッコと流されていく。
飛び込むと曲がり角のインコーナーに吸い寄せられるが、すぐに排出されて渕に出て、スルスルと中間地点の浅瀬まで流された!こりゃ面白い!
そして中間地点からもスルスルと流されてS字ゴルジュの外まで流れ着いた。
おおおーい!と手を振ってみたが、誰も反応なし。
嫁サンは、しゃがみ込んで水面を睨んでいる模様。
SRさんはS字インコーナーのマウンド上に登ってキョロキョロ?
おっとSRさん飛び込んだ!
あとはSRさん、中間の浅瀬まで一直線。
そしてそれを見ていた嫁サンがようやく重い腰をあげて流れてきた。
さぞかし、楽しかっただろう?と見守っていると「もー!なんでもえっかー!!(--〆)」と叫んで再度の入水。
目が怖い(・・;)
ヤケッパチと言うやつですな(-_-;)
S字ゴルジュを通過したらしばらく河原を歩く。
なるべく濡れずに低い石の乗り越しを選んで歩いているつもりなんだけど、女性陣2名がかなり遅れる。疲労困憊ってやつなんでしょうなぁ(^_^;)
すんごいホワイトウォーター!こんな滝あったっけ?
反対(下流)からだけど前にも来ているんだけどなぁ・・・
ゴウゴウ流れ落ちるゴルジュの滝。
この日、この水量とこの水の勢いでは、ここに飛び込む気になれんなぁ(^_^;)
ここって最後の渕を泳がなくても良かったっけ?
前に上った時の記憶が全くない。
そいじゃ私はどんぶらコッコと流れながら偵察してきます!と水に飛び込む。
大丈夫そうだ!と合図を送る。
あーよかった!水に入らずにちゃんと巻けたよ(^_^;)
あとは黙々と河原を歩くだけ。
あ!見えた
おーい!見えたぞー!
トボトボと、すっかり遭難者のような足取り(・・;)
取水堰堤に到着。水から離れます。
もうすぐ18時だね(^_^;)
はぁ~これで終わり!?
いえいえ、もうひと頑張りしてもらいます。
もう一人、必死に鉄ハシゴを登る・・・って休憩して動けない?
さぁ、もうひと頑張りだす。
フェンス横を通って林道への連絡道を歩く。
皆がブログに書いているが、ここの最後に登る階段が一番シンドい。
私など、最後の2段を登る時に左足が攣りそうになった(-_-;)
日没時刻を過ぎているので、すたすたと林道を下る。
車が林道に入っていればすぐなんだけど仕方がない。
最初は残照で明るかったんだけど、歩いているうちに真っ暗闇になってしまった!
皆ヘッデンをザックの一番下に入れてしまっている!
目が闇に慣れてきたのを幸いにそのまま歩き続けた。
暗闇の中、ボ~っとオレンジ色の明かりが!?
国道421にある電灯でした!
18:50駐車地に戻り10時間の沢登りが終わったのであった!
最近の朝晩がかなり冷え込んで毛布にクルマって寝ていたので入水することがかなり勇気がいるなぁと思っていたが、意外に水が温かかったのが嬉しかった。
それにしても仙香谷&赤坂谷は面白いですね。
そうそう、乗り越しの道中にヒルがダンスしてましたが、実害やお持ち帰りは無かった。
また是非とも行きます。
でも、もう来年かな?
SRさんまた一緒に行きますか?
実施日:2013年09月09日晴れ
参加者:3人(男x1+女×2)
ヒル:飯場跡を過ぎて道が不明瞭になった場所で巨大なヒルを数匹発見。忌避剤+塩水などで対処:実害無し
距離:12.758km
沿面:13.053km
所要時間:10時間
累積標高差:±963m
最低標高点:駐車地340m
最高標高点:カトラ峠789m
6:30伊賀出発
7:10東近江市永源寺支所
コンビニトイレなど
待合せ8:25
8:53 R421神崎川出合8:48
(9:12発電所分岐)
9:37取水堰堤分岐
9:43神崎川河床9:58
10:15仙香谷出合10:23
12:05鬼女谷出合12:54
13:36赤坂谷分岐(P617)
14:10乗越開始地点14:17
14:43カラト峠14:52
14:58飯場跡
15:00ヒルゾーン15:06
15:32ツメカリ谷610m 15:44
16:46神崎川本流
17:56取水堰堤18:02
18:08林道
18:50国道421出合P
神崎川の林道から国道に戻った私達。
着替えワンタッチテントを出してさっさと着替える。
電灯のある場所でよかった!!
おっと?留守番電話?
なになに?杠葉尾町の自治会長さん?
今朝の9時までに電話して欲しかったなぁ・・・と留守電を聞くと連絡が出来ずに申し訳ないという電話。そして昼にももう一度留守電。
「昨日より林道ゲートの鍵が何者かによって壊されていたようで紛失していたので新たに設置しました。その鍵は・・・・」と新しく鍵を付けた鍵の事での電話?うそ?私が見た時は鍵があったように・・・チェーンをしてあったからテッキリ・・・え?あ?うーん・・・鍵開いていたの?(^_^;)
それにしても鍵を壊す輩っていったいだれ?
悪いことするよなあ・・・しまいに監視カメラ設置になりますぜ(-_-)
コメント
▲
コメントする
この記事のトラックバックURL
https://blogn.tsubaya.com/tb.php/326
トラックバック
▲