中奥から峰山~ジョウブツ山::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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先週に朽木の焼き鯖寿司を食べていたら、
あああっ!今年は大滝茶屋の柿の葉寿司を食べてないぞ!
と、思い出した。

そうだ!台高:峰山~ジョウブツ山を歩いてみよう!
急遽、国道169号線を通る山行を計画したのが、今回の峰山~ジョウブツ山。
ルートは、中奥集落をスタート地点として、北上して峰山~ジョウブツ山へ縦走。そして地蔵越から瀬戸集落へ下り、中奥集落へと戻る計画。

アクセスは国道169号線を南下。下多古入り口を過ぎてトンネルをくぐってすぐの橋を東に渡る。
県道258号線で川上村枌尾(そぎお)集落を抜けてさらに奥に進み、第6分団消防倉庫のある場所が川上村中奥集落の入り口。そこから斜め左の道の坂道を進む。Y字分岐を左に行くと公民館。今回は右へ進み、寺を目指す。

寺の近くまで来たところでゴミ収集車が前からやってきた。
すれ違うことは不可能。ちょうど民家のガレージの脇に車一台入ることが出来るので、そこに避難してゴミ収集車をやり過ごした。
「あ、そうだ!このガレージの持ち主に車を止めて置ける場所と地図上の寺から井光集落へ続く道の事を聞いてみよう!」
ガレージの持ち主のお宅を訪問。
「私、この土地に嫁いできた者なので山道の事はワカラナイです。駐車する場所?うちのガレージ使って貰っていいですよ。」
おおきに~!と車を停めさせてもらって、山行準備をした。

このお宅から寺までは、すぐだった(^_^;)

お寺の前は広い駐車場のようだ。
ここに停めさせてもらったほうがよかったな~(^_^;)
でも無住?

ここから眺める景色は、中奥川に隔てられた二階岳(南尾根)と登尾(西尾根)。

天候は、昨夜から早朝まで寒冷前線の通過で暴風&雷雨だった。
この時間は雨がやんで雲が切れてきた。

寺の奥にある舗装された道を行く。
ドンドン進むと予定ルートを離れ、中奥の公民館のある場所に近づいてしまった!(-_-;)

寺の方へ戻りつつ、スマホのGPSを利用して地図上の破線のある場所から杉林に取り付いた。

が!散開して道を探すが出てこない。
ショウガナイのでP846の尾根を目指して急な植林帯を無理やり登った。
これがシンドイの!!
雨上がりで湿度が高いし、風がない!
気温はまだ下がっていなくて20℃近くあったはず。
ヒーヒーゼーゼーでP846の南端に辿り着き7分休憩してP846へ北上。
この尾根は、ずーーーっと植林。
当初予定だった寺からの破線を探すが、これかな?という溝道っぽいのがあったけど、よく分からなかった。

北上して広くなった尾根を登る。
西の方に崖があるので見晴らしがイイかも?と近寄ってみたがガスが晴れていなくて展望なし。

たまに出てくる赤い目印テープを辿りながら登ると
岩が点在していた。
ドンドン急な斜面になっていく。

休憩しながら花の写真・・・って、杉の植林帯にはキッコウハグマくらいしかない(-_-;)

汗がポタポタ滴るシンドイ登りが続く、続く

岩場も出てきたがシロモジの黄色が出てきた。

標高差ラスト50m!を登りきれば!
テレビの集合アンテナのる峰山(ムネヤマ)1208.8mの山頂に到着!
そういえば登っている地面に黒い皮膜のケーブルが所々で露出していたわ。
ここ峰山の三等三角点の点名は「船形山」。
なるほど東西に船があるような地形の山頂だ。
この先のルートは山頂で歩きやすそうな東西の尾根道ではない。
ジョウブツ山へのルートは北。
山頂から北に下るには少し傾斜が急なので、若干西に振ってから山頂直下へトラバース。

その後に進路を北にとった。

ここから先は痩せた岩尾根。
岩尾根=植林されていないので紅葉が綺麗。

ブナが多いがモミジもけっこう混じっている。

痩せ尾根は苔むしている。雨に濡れた後で少しスリリングだった。

西に展望?

登尾かいな?

少し南東を振り返ると白い岩肌が剥き出しの尾根がある?

地形図から判断すると峰山の東尾根=P1014の北面のようだ。
この白い岩って石灰岩かなあ?

尾根の登りにドーム状の露岩あり。

これが小天狗岩だろうか?
小さい秋見つけた!

そしてブナの紅葉がすばらしい!

ジャストタイミングか!?
昼食会場を物色するが少し風が吹いていて寒いので風が吹き抜けない場所を探した。
三連ツルリンドウの実のある場所!

ここって風ないし平坦だね!と昼食場所になった。

ブナとミズナラの黄葉を楽しみながら昼食準備

OTさんから、『たくさん』の枝豆&ブロッコリー!タクワンも美味しい!ゴチです!

で、本日のメインはCoCo壱番屋カレー鍋(市販品)&伊賀市内のネパール人レストランで買ってきておいたナン!

カレー鍋の肉(合い挽きミンチ&豚バラ)は、スリランカ産のマスタードカレーパウダーで炒めて持ってきた。
美味かった~!!!

ごちそうさまでした!!と立ち上がって歩き出すと?
あれ?何の看板?

あ?看板の裏側で昼食してたんだ!
それにしてもここが大天狗岩?って?
岩なんかないよ?

黄葉を見ながら稜線をユルユルと下って、

登って・・・って、いうか、しっかり植林されている(-_-;)

標高1200mを越えてルートが北から北東に変わったら、二次林になって黄葉真っ盛り!

が?ここから広い林道のような道!
後ろを振り返ると井光方面から上がってきているように思えるが?


グラ山へ黄葉の道は続く。

でも尾根の東斜面は植林されてるのよね。

林道のような道はグラ山の下で西に巻いている。

我々は直進、北上してピークを目指す。

これがけっこうな急斜面。

地形図には出ていないのだが、山頂直下ではデッカイ岩にルートを遮られる岩稜帯になった。

岩を避けて左に巻く

そして岩の間をすり抜けて登る!

この岩場は植林不可能エリアなようで二次林の紅葉が抜群に綺麗

モミジの木が大きくて見ごたえあり!

そしてグラ山(くら?)に到着。

しかし、これといって見晴らしも良くないのでP1290へ進む。
細いシロモジとウリハダカエデが主体で落ち葉が綺麗

そこにモミジのアクセントが映える

ゆっくりと登って行くと両佛山西峰=最高点1310mに到着。

植林混じりだし展望も無いので長居は無用なんだけど、次に
進むべき方向を確認・・・

約1名無関心(-_-;)

両佛山本峰へ進むのだが、ここでまたしても幅の広い未舗装林道が登場。

山頂付近に林道って・・・なんだかなぁ~と歩いていると

左側にガードレール??(^_^;)

あ、そっか!
電波塔マークが地図にあったなぁ。

えらい立派な電波塔やなぁ。
NTTのモノらしい。
この手の電波塔にはパラボラアンテナが載せてあったように記憶しているが何も載ってない?

そういえば、大豆生と大又の間から南にある麦谷林道がこのNTT電波塔への道だっけ?

テカテカのキノコはチャナメツムタケ

別名ツチナメコ
周囲を探してもコレ一本だけだったので放置
残念(^_^;)

NTTの施設のためのゲート?

それにしてもやたら広い敷地

本日の最終目的地の三角点は二次林の中にありました。

三等三角点1308.0m 点名「瀬戸」

瀬戸集落の上にあるからなんだろう。

それにしてもここの山の名前がよく分からない。

両佛山という看板があるし、少し前に通過した最高点にも両佛山西峰と書かれていたにもかからわず、ジョウブツ山と呼ばれている。
なんでなんだろうなぁ(^_^;)

この山頂にやってきたあたりからにわかに黒い雲に覆われて台高の
山並が暗く影ってきてしまった。

ジョウブツ山の東尾根を下って地蔵越と地図上の表記を目指す。

すると立派な杉が数本ある場所に出た。

その杉の巨木の間に祠とお地蔵さん。

茶碗が割れて線香立てが転がっている。
祀る人が途絶えてしまったのだろうか?

あ?雨?雨がポツポツ降ってきたよ。

しばらくは植林の中を歩くようだ。
雨が酷くなるまでに下ることが出来ればいいのだが・・・

尾根を見上げるとガスに覆われている。

雲の中に入ってしまった模様。

快調に下っていくが雨雲の中に入ったらしく、周囲は真っ暗

途中で1か所、山腹道からイモザコ谷の方に向かう所の踏み跡が不明瞭で思わず直進してしまいそう。

荒れたイモザコ谷出合いで雨がきつくなってきた。
ここでレインカバーをザックに装着し、レインジャケットを羽織る。

踏み跡を下っていくと舗装道に遭遇。

ペパーミントグリーンの手すり付き階段を下って舗装道に出た。
標高800m。
国土地理院の地図上にこんな道路はない。
舗装道の谷側にさっきと同じ色の階段があったが、その近くに踏み跡はない。
偵察の結果、山から出てきて右側に10mほど進むと谷側の植林内に、踏跡発見。
杣道のようだが方位としても瀬戸集落に向かっている。
これを下ってみた。
結果として標高715mまで杣道を通って黒いパイプが露出している場所から舗装道に出た。

コレ以上杣道が舗装道の下にあるかワカラナイし、雨もひどくなってきたので舗装道を下った。
すると谷側に集落が見えてきた。
瀬戸集落のようだ。

舗装路を歩き出して10分余、舗装路から南東に下っていく細い道があった。

瀬戸集落へ行く道のようだ。
せっかくなので集落の様子を見に行く。

道中、登尾方面の空が明るくなってきた。

集落のはずれに墓が並んでいた。黄色い菊が供えられていた。お参りする人がいる?
集落に降りてきたが扉は締め切られ田畑や生活路だった場所も雑草で覆われている。

すでにこの集落は無人?廃村か?

でも、家が朽ちて崩れているわけでもなく草がボーボーでヤブになっているわけではないので定期的に草刈りをしている人がいるのかもしれない。

草が生えていない?お寺の片隅にあった回転遊具。

錆びて赤いがまだクルクル廻りそう。
お寺から石畳を下って行くと

左手にコンクリートで整地された広場(駐車場?)があったが人の気配は一切なかった。
ここから舗装路が東に伸びていたので歩き出せば、この集落へ下って来る時に歩いていた舗装路に合流した。

雨もやんで中奥川に沿って舗装路を下っていく。
路の破損状況は傷んできつつあるが乗用車でも通行に支障はない。

天候回復&晴れの予報だった日が、まさか雨が降るなんて!

瀬戸集落より約1時間の舗装路歩きで中奥集落に戻った。集落入口から駐車地までの標高差80mの登りがしんどかった(^_^;)

車の前で帰宅準備をしていると「あんたら~?雨に濡れて寒かったやろう?うちに来てコーヒーでも飲んで帰りぃや!」と近所のお婆さん。
「柿の葉寿司を買って帰るのにお店の弊店時間が迫っているのでまたの機会にお願いします!」とお断りして中奥集落を後にした。


今回の山行・・・
井光集落と中奥を結ぶ破線を探す計画だったが残念ながら見つからなかった。
峰山やジョウブツ山の下部は植林が多くても仕方ないが、大天狗岩からジョウブツ山方面に植林が予想以上に多かった。
紅葉のシーズンながら見どころが少なかった(T_T)

また広い林道が山上にあったのにも驚いた。
それにしても地蔵越~瀬戸集落の下山ルートの不明瞭さには困ったものだ。
地理院の地図にも記載されていない舗装路は?廃道ということで管理されていないから地図にも載せて居ないということだろうか?


実施日:2014年10月27日
グループ山行 @月曜山歩(5人)
周回
紅葉&キノコ狩り

距離:12.072km
沿面:12.663km
所要時間:8時間14分
(昼食1時間5分)
累積標高プラス・マイナス1497m
最低標高点:433m(中奥集落入り口)
最高標高点:1310m(両佛山西峰)
駐車地:511m

6:00伊賀自宅
7:00近鉄榛原駅
7:50杉の湯P

8:15中奥の寺下P8:32
8:34寺~迷走
8:45杉林を直登開始
10:57峰山11:07
11:34小天狗岩
11:40大天狗岩12:45
13:38グラ山
13:58両佛山西峰(最高点)1311m
14:12ジョウブツ山
14:30地蔵越
15:14舗装林道出合いその1
15:30舗装林道出合いその1
15:42瀬戸への下り道
15:50瀬戸の寺
15:54大谷の滝
16:35中奥集落入り口
16:46中奥の寺下P

17時過ぎに大滝茶屋さんに立ち寄って紅葉で綺麗な柿の葉寿司をゲット!
久々に大好きな柿の葉寿司が食べられました。
で、いつもここでは「今日はどこの山に行ってきたの?」などと店のオバサンたちと話をするのですが、「中奥から山を登って瀬戸へ」と報告するとオバサンの一人が「私、瀬戸の出身なのよ。瀬戸の何処に行ったの?」と廃村「瀬戸」の話をちょっぴり聞かせてもらいました。


紅葉を求めての山行だったのに以外と植林山行となった今回の山行、意外にも森のめぐみがありました。

倒木とそのまわりに天然シイタケ

綺麗なシイタケがほとんどで、みんなで分けあって持ち帰りました。

我が家では、焼シイタケをポン酢、生姜醤油でいただきました!

| 山登り::台高山脈 |
| 04:34 PM | comments (0) | trackback (0) |

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