霧氷成長中の雨乞岳::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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本日は晴天!のハズだった!
私の登った雨乞岳は雪がチラつく良いお天気!(^_^;)

周辺の山には雪はウッスラあったけど霧氷があったのは雨乞岳だけ!

今回は私一人の単独山行。今回の雨乞岳の同じルートは三月に嫁さんと登ってある
同じ日の師匠主催の山行はタイジョウ(1061m)。タイジョウは、雨乞岳の北西に見えている山
本当は私も未踏のタイジョウ山行に参加したかったのだが、師匠の計画では佐目子谷川に降りてイブネ(1160m)に立ち寄るという。そのコースでは、かなり遅い下山時間が予想されたので、日々家事をしている嫁さんにヘッデンを持たせて師匠の山行に行かせた。私は同じ場所から出発できて短時間で下山できる雨乞岳行きにして18時までに保育園の長男を迎えに行くことにした。
8:40鳴野橋に到着。伊賀の自宅から1時間余りで到着。独自に開拓した東近江市ルートは朝の渋滞知らずだ。
登山準備をしていると師匠の山行に参加するM氏がやってきた。M氏に嫁さんを頼み、私だけ先に出発した。
そうなのであるタイジョウと雨乞岳は東近江市甲津畑町の奥・・・渋川沿いの千種越えの途中から登るのだ。

千種越えを歩いているとマユミのピンクの実があった。

冬枯れの森に色を添えてくれる。

黙々と林道&千種街道を歩いて1時間。奥の畑分岐に辿り着いた。
(蓮如上人遺跡の手前の木橋を渡った脇)

(上の写真は奥の畑の入り口に進んでから橋を振り返った状態)
以前ここにはパウチされた分岐案内があったが今回は消失していた。

今回私が奥の畑を歩いた理由はキノコが目当て。川沿いに歩けばナメコ!?と思ってのことだ。
でも、実際にあったのは老菌になってしまったクリタケ数本

とゴミ!

奥の畑に入ってすぐ左の川沿いにコーヒー飲料の紙パックが10個以上岩の下に放りこまれていた!(-_-;)
自然を楽しみに山に来ているなら持ち込んだゴミは持ち帰れよ!!(~_~;)
で、散々川の傍を歩いてみたが

ナメコは無し!

細い木と畑のような広場があるだけ!


(嫁さん達が登っているタイジョウが見える)

さて、キノコは無さそうだし、どうしようか?

と前方に見える雨乞岳に目を凝らすと何か山が白い。この時点では「山頂は雪があるの?」と漠然と思っていたが・・・
おや、もうシオジの大木までやって来た。

雪の細かいのがチラチラ。これ以上奥に進んでも仕方ないよな・・・そうや!清水頭(1095m:しょうずのかしら)に行ってみよう!たしか、このへんの右上にあるはず。
と、雪交じりの斜面に取り付いて登り始めた。

前回は奥の畑の峠を目指して登ってシンドかったが、この斜面も急斜面でシンドイ。5分登ると息が切れる。

斜面の上の方にテラス状になった場所が数カ所あり風がこなくて昼食場所にお誂え向きなんだけど、昼食後に急登するのはイヤなので稜線まで出ることにした。

フーフーヒーヒー言いながら稜線に出ると南が植林の少し広い尾根に出た。

どうやら大峠からの稜線上にあるP1014と清水頭との中間に出たもよう。
おや?誰かの足跡がある。イヌ?たぬき?の足跡もある。
え?イヌのなきごえ?かなり激しくないている。猟師がこんな尾根に?いや、違う?なきごえは、かなり下の方から聞こえる。清水平谷の林道沿いで猟師が獲物を追わせているのだろうか?
森から出ると雨乞岳の山頂が見えた。

やはり白い。でも、あの白さは雪じゃない。
ズームアップ!

霧氷が木に着いているみたい(・_・;)霧氷ってアソコ寒いやん!

嫁さん達が登っているタイジョウ方面は霧氷は無い模様。


鎌ヶ岳から鎌尾根~仙ヶ岳方面も霧氷は無いようだ。


綿向山も霧氷は無し。


この界隈では雨乞だけ霧氷がある?「寒そうやけど、まぁ登っていれば、どうせ汗が出て暑いだろう」と草原をしばらく行く。

清水頭を越えた場所で気がついた。いつの間にか膝下のスパッツ並びにズボンの膝裏がドロドロ。
レインウエアか・・・でも、ドロドロの登山靴でレインパンツを履くとレインパンツの裏地が汚れそうで・・・面倒くさいよな・・・と躊躇していたのだが「雨乞はカッパ(レインウエア)の下を履いて登るべし!」を思い出した。
そうや!ザックに折り畳み椅子が入ってるんや!と、ドラえもんのように「小型軽量椅子ぅ~」と言いながら椅子を取り出す。
エバニューのEBY513
●サイズ=使用時/高さ28.5cm×座面25.5cm(底辺)×23cm(高さ)の三角形、収納時/33cm 質量=255g 軽いでしょ!

草っ原が剥げて固い地面が露出していた場所に椅子を置き、座って登山靴を脱ぐ。そのついでに切って持ってきたフランスパンをかじる。
腹減ったよなぁ。
でも風がある?いや、この場所は意外に風が無い!よし!飯にしよう!
南向きに座っているので能登ヶ峰やヨコネを眺めながら・・・
湯を沸かしてカップ麺。3分待つ間にフライパンでソーセージを焼く。

当然、片手にはビール。ゴキュゴキュゴキュ!
熱々のソーセージがウマーイ!(´∀`)
あ!そうや!昨日パン屋で買った丸いパニーノ(チーズ&ハム)のようなモノも焼いてみた。

ジュージュー香ばしい!おお!パンも少し焦げてオヤキみたい!チーズも焦げて(゚∀゚)うまー!
コーヒーやミカンも持ってきているけど下山後に時間があればにしよう!と一路、南雨乞岳を目指す。

標高1100mを越え雪が数センチ積もった笹薮。踏み跡を辿って岩の横を通って、笹を掻き分け木の生えた場所を左から回りこんで?

あれ?東雨乞岳をスルー(巻いて)きてしもた!まあええか。

このまま下に少し降りて笹薮を北に登りながら進めば雨乞岳山頂なんやけど

ガスで見えへんなぁ
今日は晴れのハズなんやけど・・・

しかし、霧氷が付いてて綺麗や。ホンマええタイミングで登ったもんや。

左の木の白いのは霧氷の赤ちゃんや!

それにしても雨乞の笹薮ってやっぱり健在やったんや。

途中まで踏み跡を辿ってたけど、最後は踏み跡が分からなくなって「このへんが山頂やったはず?」と無理やりヤブコギ。道無き道を行く!そうすると!
若い男女が山頂三角点の空き地に車座になって昼食中。

笹薮からの珍客である私は、一人注目の的。咄嗟に「こんにちは~」と挨拶したものの、こちらも人がいると思ってなかった!なんだか恥ずかしくなって東雨乞の方向へ無言でスルー。我ながら小心者だ(^_^;)

東側の眺望は?と眺めてみるが北東はガスで皆目見えず。

東雨乞岳や七人山、御在所方面もガスの中で何も見えず。今日は晴れの予報だったが、どうも晴れそうにない。
振り返って杉峠へ・・・でも山頂では若い衆が楽しそうに食事中やしなぁ・・・
ええい!ままよ!と左手のヤブの薄い場所に突入する!と、小さな池?

凍ってるがこりゃ池やわ。
へぇ~雨乞岳には池があるんや!と、帰宅後に調べてみた。(前回は雪の下に埋れていた?)
すると、雨乞岳山頂に近いこの池が雨乞岳の雨乞たる由縁である「雨乞の儀式をしていた池」なんだそうだ。
池の名前は「大峠ノ沢」。「大峠」&「沢」とは何か変。大峠って雨乞岳周辺の地名。それに「池」なのに「沢」という妙な名称であることが分かった。

さぁ!杉峠へ降りよう!
笹薮を池の右手方向に進むと踏み跡あり!杉峠への道だ!
笹をムンズと掴みながら先を急ぐ。あ?嫁さんからメールが着信した。
「12:35に昼御飯のミネストローネを美味しく食べてます。杉峠へ直行します。」
え?イブネに行かないの?(^_^;)それなら早く帰ってくるやん!

送信時間は?12:35?って?今は13時過ぎてるやん。ってことは?嫁さん達のほうが早く下山するかも?
それと嫁さんから携帯電話着信履歴がある!やっぱり嫁さん達は早く降りたのか!・・・と、いうことは私が降りるまで嫁さんが駐車地で待ちぼうけ?こいつはヤバい!こちらも早く降りねば!と慌てて地図を取り出し、下山ルートの位置関係を確認して杉峠へ向かう!
途中の岩の所で杉峠の頭付近を眺めてみたが人影は無し。

やっぱ私よりも先に杉峠に降りたか?
急げ!でも確か冬はここから下が大変だったような・・・と思い出したが、急斜面には踏み跡がジグザグにあって意外に楽に降りれる。でも、それがもどかしくなって立ち木を掴みながら直滑降。足元は霜柱が溶けてドロドロ!(^_^;)
わーー!と降りたら!雨乞岳山頂から20分足らずで杉峠に出た。


休むまもなく千種街道をスッタカター!と下っていく。ツルベ谷出合いを越えて往路で給水した水場で足をとめる。
ここまで1時間飛ばして降りてきたが、嫁さん達は降りてきていないみたいだ。
小休止して給水しよう!そしてついでにスパッツとレインウエアを脱いでスパッツを沢の水で濯いで泥を落とした。
時計を見ると14時30分を回ったところ。これから車まで戻ったら15時20くらいだ。車で帰宅準備をして嫁さん達を待ってみよう!と林道を下っていったのであった。

15:15鳴野橋の駐車地に帰還。

靴を履きかえザックに入れてあったミカンを食べながら、湯を沸かしてドリップ式コーヒーを落とす。
15:50まで待ってみたが嫁さん達は山から降りてこなかった
保育園への迎えと晩ご飯の買い物をすべく車をスタートさせた。

あれ?晴れてきた!(;´Д`)

16:20携帯にメール着信。下山して、今師匠の車が帰路に就いたとメールが入った。

そうそう。今回の山行で気付いた事。
この時期に笹薮の山に行くときは防水手袋をして行ったほうが良い。
ヤブコギすると凍てついた笹を掴んで手袋がビチャビチャに濡れて手が冷たいのだ!

雨乞岳(フジキリ谷~奥の畑~杉峠)

距離:16.899km沿面:17.353m
所要時間6:30(昼食46分)
累積標高差:プラスマイナス1497m


8:47鳴野橋駐車地
9:39ツルベ谷出合
9:50奥の畑分岐
10:10奥の畑
11:00清水頭の北ca833
11:30清水頭
11:40昼食(ca1075m)12:26
12:42南雨乞岳
12:55雨乞岳
13:24杉峠
14:21水場14:35
15:15鳴野橋

今回のGPSログはニコンのコンデジAW100を使っている。
1分間隔でのログ記録しかできないという制約があるのがネックだけど、それ以上にログ記録すると電池の消耗具合が著しく予備バッテリーが無いとつらい。
え?ペンタックスのコンデジW90使ってたって?よく覚えていましたね!(^_^;)
実は今年の夏にレンズカバーに傷が入ってしまい、逆光っぽくなると盛大にフレアというかゴーストが出るようになってしまったのです。奥穂高に登ったときにそれが発覚して思い通りに撮影できずに現場で泣いたのです。
その後、修理見積もりを取ったのですが修理価格が16000円以上!中古で同じ機種を買えますがな!
でもW90の絵作りが好きじゃなかったので、新機種の防水デジカメAW100を買った訳で・・・・
W90はまだ手元にあって、夏の沢登りの時に嫁さんや子どもに持たせようかな?なんて思ってます。

AW100は・・・大いに気に入っている!とは言えないカメラだなぁ・・・(^_^;)
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 03:22 PM | comments (0) | trackback (0) |

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