木梶山北尾根から赤ゾレ山北東尾根周回::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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去年の4月上旬に木梶山北尾根に登ろうと計画したものの、ずさんな計画で全く違う場所を登ってしまった(=o=;)。
いつか、このリベンジを!と考えて・・・やっとその雪辱を晴らす時がやってきた!

紅葉シーズンに!
キノコシーズンに!
木梶山北尾根を登るのだっ!
と、いうことで私の嫁サンと山仲間2名の4人が向かったのはキワラ滝前の駐車地。

台風の後とその後に降った雨でやたらに水量の多いキワラ滝。
その沢の横にある紅葉がとても綺麗。

林道を歩き始める。
ゲートは開いている。
でも特に平日は林業関係者の出入りがあるはずなので、登山者は車でゲート内に入らない方が良いらしい。

それにしても空が青い。

いつもは水量の少ない滝も台風27号や、その後に降った雨のおかげで立派な滝の様相。

そして林道が分岐して左側の谷へ降りていく。

去年の夏にできた橋を渡る。

橋が出来た直後にこの川の右側の木梶川本流を子ども達と沢登りしたのも去年の夏。

上の写真で左に見えている木梶山北尾根の隣の沢を登ったのは去年の5月末。
この5月の時点で橋は無く、水が道の上を越えていく構造だった。

IS君が橋を渡った直後の植林から取り付いた。

現場の状況を見て沢沿いの二次林から取りつこうか?と考えていたが、まぁいいや(^_^;)
でも、ここの斜面は急なのよね。

でも水分の少ない地面が幸いして登りやすい。

地面に手をつきながら急斜面を「よいこらしょっ!」という掛け声とともに杉林を登る。

傾斜が少し緩んだところで西の沢沿いの二次林に突入。
杉林を歩くよりもやっぱり二次林の下を歩くほうが明るくていい!

ヒメシャラやリョウブなどの木が交じる尾根は紅葉が良い感じに進んでいる。

青空にカエデが良いですね。

黄色もオレンジも綺麗。

お?力コブのように90度折れ曲がったヒメシャラが!

この木すごいなぁ、座れそうなくらいだなぁ。と、IS君に言うと
IS君「ホンマやなあ」とおもむろに・・・

またがるんかいっ!!(-_-;)
ほら落ちた(。。;)

落ちているIS君を放置して先に進む(-_-)b

北尾根の前半戦は東側が杉の植林帯で沢に近い西側が二次林。

標高を上げていくと植林がなくなり、二次林だけになる。

ただし、ここの二次林は細い木が殆んどだ。
伐採されてから年数が経っていないということなんだろうか?

東にある梅尾P1118mからの尾根と合流して、南西向きの尾根になる。

気持ちのよい尾根歩きだ。

さぁ!もう少し登れば木梶山の山頂だ!と思っていたら
嫁サンが「何かの実がいっぱい落ちてるけど、これって何?」と私に差し出してきた。

あ?それってリンゴの仲間のナントカいう実!
なんやったっけ?
それってイッパイあるの?と嫁サンの足元を見ると
それなりに散らばって落ちている。
どれどれ?と、かじりつくと爽やかなリンゴの酸味と
歯応え・・・ウッワッ!ッツ!!!渋い(-へ-;)
渋柿まではイカナイけれど、渋柿っぽいシブ!(T_T)
うう・・・青い実だから渋いの?
と赤くなっている実をつまみ上げて囓ってみるが
結果は同じ!渋い!!(=_=)アカンっ!

こっちもイッパイ何か実があるよ!と先を歩いていたIS君。
え?どれどれ?ええええ!!

こりゃスゴイ(^_^;)

足の踏み場も無いくらいとはこういう事なんだなぁ(^_^;)

ホンマにイッパイある。
でも、どれもコレも甘酸っぱくて美味しい!ということは無く、全部渋い!(-_-;)
人間は食べれたものじゃないなぁ(^_^;)
この実のなる木は高い木で頭上にあった。

帰って調べてみるとオオウラジロノキ(ズミノキ、オオズミ)というリンゴの仲間

さぁ!もうひと登りで山頂だ。ガンバロウ!

この日は風も穏やか。給水はほとんど無しで登れた。

木に囲まれて展望のない山頂に到着。

よく観察すると、ひょろ長い二次林に囲まれているなぁ

南木梶へ向かう道を進む

このあたりの紅葉は

緑がまだあるもののいい具合に進んでいる。

今が盛りのモミジもチラホラ

今週中はまだ大丈夫かな?

木梶吊尾根のシロヤシオは紅くなっている

二次林の紅葉を愛でながら馬駈ヶ場へ緩やかに登っていく。

ススキは背丈も短くショボショボ。
ススキ越しに見える下山ルートも紅葉が綺麗

振り返ると植林帯の向こうに木梶山

ブナのある二次林を散策しているとデカイ木に何か変なもの?

表にも裏にも同じようなモノがある。

ひょっとしてマスタケの仲間なのかもしれないけれど、どうも人体実験する気になれない。
その足元にも妙なキノコ達。

うーむ、食べれなさそう(-_-;)
あれ?これは?と嫁サンが呼ぶ声を確認に行くと白いヒゲのようなモノが?

あ?これはヤマブシタケのヒゲ?生えかけ?と、いうより採取された跡か?(-_-;)
キノコを探してウロウロしているうちに馬駈ケ場へ西に進まず直進してしまった(^_^;)

迷ったから↑この看板二回も見ちゃった(^_^;)
でっかいブナの木の会って

青空の下で紅葉散策

細い木樹がいっぱい?と思いきや

ブナの巨木があったり、と馬駈ヶ場辻までの間は色んな木がある。

ススキが出てきてもうすぐ馬駈ヶ場辻やなぁと思っていたら足元に青紫色の花一輪

これってアサマリンドウ?いやぁこんなところで出会えるとは!

ふうっ!馬駈ヶ場辻に到着!

おお!12時5分!お昼時や。ここまでキノコ探ししながら4時間。昼ごはんにしましょう。
今日のメニューは野菜たっぷり肉うどん。

冷凍にした細切れ牛肉と鍋用カット野菜、そして差し入れいただいた鶏肉、白菜、キリタンポ、それから!
昼ごはんにナントカ間に合った栗田家さん。

でも、大半が傷みかけていたので一人一つだけしか食べれなかった(^_^;)残念
IS君から発泡日本酒の差し入れもあって、「ふぅ~お腹いっぱい!」
食後の散歩です。赤ゾレ山の北東尾根を下るので赤ゾレ山に近いルートを歩きます。

なので赤ゾレ池の裏側に到着です。

このアングルから池を見ると「ハート型」に見える?
池の横から赤ゾレ山への斜面を登ると背に陽を浴びて無茶苦茶暑い(^_^;)

↑薊岳、ジョウブツ山の稜線
汗だくになりながら山頂へ
西を向けば伊勢辻山の向こうに霞んでいるけど金剛山と水越峠が見えている。

国見山はまた次回に行きましょう!

さぁ!赤ゾレ山の北東尾根を下山しましょう!

と、カラマツの木樹の向こう側へ・・・

えっと?コンパスで方向を見定めて・・・ってテープあるし!しかも踏み跡も明瞭に付いている!これじゃ一般登山道やん(^_^;)
快適な尾根道を下って行く。
本当に快適極まりない。迷う所もなく歩きにくいところもなくドンドン降りていける。本当に一般登山道並みだ。

タヌキノチャブクロ?ホコリタケがポコポコ出来ている。
このルートで目立っていたキノコはこれだけだ(-_-;)

P1176へ登って緩やかに下っていく。

西側の斜面にはヒメシャラのツルツル茶色い木がいっぱい。
本当に西斜面だけなのが不思議。

進行方向左手(東側)からチェーンソーの音が聞こえてきた。
近づいていくと杉の植林帯で一人の作業員が間伐を行っている。

通りすぎようとしたら尾根上でもう一人の作業員がチェーンソーの刃を研いでいた。
私:「こんにちは、ご苦労さんです。何処から登られました?」
作業員:「え?この尾根の下の東側の谷からです。」
私:「川、渡れました?」
作業員:「ええ、問題ないですよ」
私:「ありがとうございました」
と、いうことで初めてのルートを降りている私としては作業員が言っていた尾根を通して降りることにした。
西側は、地蔵谷へゆったりと下って行き広い場所になるようだけど、尾根を通して歩いて行くと標高図通りに急斜面が現れた。

でも、この斜面、ジグザグに細かくステップ(踏み跡)があって意外にも降りやすい。
きっとチェーンソーを担いで昇り降りするからこんな道になっているんだろう。
しばらく降りて行くと右側眼下に沢が見えてきた。
沢の渡渉しやすそうな場所を求めて沢に降りる。

岩の上に木が生えた場所から少し水に足を浸けると上手く渡れる!

よし!みんなドボンせずに無事渡れた!

渡渉した対岸には車。松阪市森林組合と車体に書いてあった。ということは、やっぱり作業員の車なんだ。

って?待てよ!
トヨタのライトエースでここまで乗り込んだの!?(^_^;)スゴイなぁ

林道終点付近からテクテクと林道を歩いて駐車地へ。

ここから駐車地まで小一時間かかるのよね。

林道を歩き出して40分後に往路で分岐した林道まで帰ってきた。

左手前の植林帯と二次林の境目を登って奥に見える尾根を左から右に伝ってコンモリの奥にある木梶山に登ったのです。最初に登った斜面はシンドかったなあ。

それにしても、青空と紅葉に恵まれて良い山行となりました。

しかしキノコは何処に・・・


2013年10月28日快晴
グループ山行(男×2、女×2)周回
距離:12.458km
沿面:12.840km
所要時間:7時間33分(昼食72分)
累積標高:プラス・マイナス1197m
最低標高点:705m(駐車場)
最高標高点:1320m(馬駈ヶ場辻)

6:15伊賀
6:55榛原駅7:00
7:50キワラ滝駐車場8:00
8:23木梶川8:33
10:21木梶山10:26
11:35馬駈ヶ場P1315m11:37
12:05馬駈ヶ場辻P1320m13:17
13:34赤ゾレ山13:40
14:02P1176m
14:30木梶川渡渉14:33
15:33滝駐車場
| 山登り::台高山脈 |
| 02:32 PM | comments (0) | trackback (0) |

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